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犬はなぜ触られると嬉しいの? メリットが多い「タッチケア」の方法

みなさんは愛犬と普段、スキンシップしていますか? 飼い主さんとのスキンシップは、犬にとってさまざまなメリットがあるので、積極的に行ってあげることが大切です。

愛犬とのスキンシップのメリットや、スキンシップの一環として取り入れたい「プレイズタッチ」のやり方について、らむ動物病院 浜谷楽夢先生、浜谷創楽先生に伺った内容をお届けします。まずは、犬が「触られるのを好む理由」から見ていきましょう。

犬が触られるのを好む理由とは?

ミニチュアダックスのラテくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬はもともと群れで生活していました。そのときから、仲間同士でなめあって絆を確かめたり、触れることでコミュニケーションをとったりしてきました。

その名残で、犬は飼い主さんに触られると「挨拶」や「スキンシップ」ととらえ、うれしい気持ちになると考えられています。特に大好きな飼い主さんから触ってもらうのは、より一層うれしく感じるでしょう。

スキンシップがもたらすメリットとは?

柴犬の心毬ちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
飼い主さんとのスキンシップには、犬にとって以下のようなメリットがあると考えられています。

「幸せホルモン」が分泌される

犬と人がスキンシップをとることで、「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌され、幸福感が増すことがわかっています。オキシトシンが分泌されると免疫力が高まり、さらには、信頼関係も生まれるとされています。

健康チェックの機会に

スキンシップを兼ねてタッチケアをしてあげれば、筋肉がほぐれて血流がよくなり、筋肉や関節の痛みがある場合は、それを緩和する手助けにもなるでしょう。

スキンシップの一環として取り入れたい「プレイズタッチ」

Mix犬の虹郎くん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
では、タッチケアはどのようにして行えばいいのでしょうか? ここでは、散歩前後にストレッチ感覚取り入れたい、「プレイズタッチ」というタッチケアのやり方をご紹介します。

「プレイズタッチ」の流れ

  1. 手のひら全体で毛並みに沿って後頭部→背中→お尻の順に、ゆっくりとさするようになでます。

  2. 足の付け根やおなかは、ゆっくりと皮と毛を動かすように円を描きながらなでます。このときおなかにしこりがないかもチェックしましょう。

  3. 後ろ足はゆっくり包みこむようにタッチ。散歩後は軽く曲げ伸ばしのストレッチを入れるのもおすすめです。

  4. 体幹部分を終えたら、耳や目など顔まわりの各部位をチェック。鼻先から口元までなでて、口の中の様子も確認します。

  5. 最後に前足をゆっくりと包みこむように触りながら、肉球に傷などがないか目でも確かめながらタッチしましょう。
タッチケアを日常的に行うことで筋肉をほぐすことができ、ケガの予防につながります。また耳や口を触られるのを嫌がる犬もスムーズに様子が見られるようになります。耳の中が赤く腫れていないか、耳垢が詰まっていないか、白目や結膜が赤すぎたり、逆に真っ白になっていたりしないかなどもよく確認しましょう。

犬が触られて喜ぶポイントを把握しておくのもおすすめ

ぷぷちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬とのスキンシップには、いいことがたくさんあるようです。

ちなみに、ふだんから触って愛犬が喜ぶポイントを把握しておけば、機嫌が悪いときに気分を落ち着けるのにも役立つでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
参考/「いぬのきもち」2017年6月号『犬のエキスパートに聞く 今さら聞けない 飼い主力UPのための犬の触り方』(監修:らむ動物病院 浜谷楽夢先生、浜谷創楽先生)
文/Ru-Rie
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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