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なで方や洋服が原因だった!? 犬の「あま噛み」を悪化させる意外なコト
なかでも「甘噛み」は、かわいいなと思っていても、続けているうちに噛む力も強くなってきて、ケガや本気噛みなどにつながることも。もし最近、愛犬の困った甘嚙みが「マシマシ」になってきたな……と感じているなら、以下をチェックしてみましょう。
思い当たるNGケースがあれば、その対応をやめるだけでお悩みが解決するかもしれませんよ。家庭犬しつけインストラクターの戸田美由紀先生に解説していただきました。
原因1.噛まれたら「痛い、痛い!」と大騒ぎしている
手を噛まれたときは、グッと我慢して噛まれたほうの手をそっと引いて隠し、まずはそれ以上噛まれないようにしましょう。しつこく愛犬が噛もうとしてくる場合は無言で立ち上がり、犬から離れるのがおすすめです。
原因2.手を噛ませて遊んでいる
おもちゃで遊ぶなら、手が噛まれにくい大きめのものや、ロープおもちゃなど長さのあるおもちゃで遊ぶのがよいでしょう。おもちゃの端を持って引っ張りっこをすれば、手を噛ませずにすみます。
原因3.犬の頭上からなでようとしている
愛犬をなでるのなら、位置は胸元がおすすめ。愛犬に圧迫感を与えないように低い位置から手を出し、興奮させないようゆっくりやさしくなでましょう。
原因4.袖口や裾が広い服、飾りがある服を着ている
愛犬といるときだけは、袖や裾が広がっていないタイトな服を選びましょう。
誤飲・誤食を防ぐためにも、服飾のリボンなども可能な限り外しておくのがおすすめです。スリッパはシューズ型のものに替えるとよいでしょう。
原因5.噛まれそうになった時、慌てて手を引っ込める
愛犬が手に向かってきたら、ゆっくり腕を組むなどして手を隠します。同じ理由で、愛犬に背を向けて急いで逃げると追われるので、ゆっくり動くとよいでしょう。
原因は意外なところにあるかもしれません
お話を伺った先生/日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター 戸田美由紀先生
参考/『いぬのきもち』2021年9月号「愛犬の問題行動がマシマシになる 飼い主さんのNG対応」特集
撮影/尾﨑たまき
文/影山エマ
※撮影モデルには、NG対応を演じてもらっています。
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