犬と暮らす
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落ち葉や毒キノコの誤食・ハチの被害も? お散歩で注意したいことは
今回は、いぬのきもち獣医師相談室の先生に「秋のお散歩の注意点」について話を聞きました。
①落ち葉や木の枝に注意
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「落ち葉や木の枝は、基本的には毒があるわけではありませんが、消毒薬が撒かれていたり、ノミやダニ、毛虫やムカデなどがいる可能性もあります。
また、直接食べなくても誤って口に入ってしまうこともありますし、体について持って帰ってしまうこともあるでしょう。
何でも口に入れてしまうクセのあるコは、見晴らしのよい芝生など、落ちている物があまりないような場所を散歩するようにしましょう。」
②毒キノコに注意
獣医師:
「キノコの種類によって違いはあるものの、毒キノコとわかった時点ですぐに病院を受診してください。状況によっては、催吐処置、検査、点滴、治療と時間が勝負の場合もあります。
毒の成分によっては肝不全を起こして、全身症状が出たのちに多臓器不全で死亡する可能性もあります。
くれぐれも、しばらく様子をみようと思わず、病院に連絡して指示を仰いでください。
キノコに毒があるかどうかは、素人には全く判断が付かないため、キノコが生えている場所には近づかないほうがよいでしょう。」
③ハチに注意
獣医師:
「ハチの種類にもよりますが、ハチの毒によってはアレルギー症状が出たり、患部の腫れや痛みを引き起こします。
もし、愛犬がハチに刺されたようであれば、すぐに患部を洗い流して、ハチの針などが刺さってないかを確認し、針があれば抜いて冷やしながら動物病院を受診してください。
犬がハチに刺されるとアナフィラキシーショックを起こすこともあります。ぐったりしたり、呼吸が苦しそうなど緊急の症状が出た場合は急いで受診しましょう。
犬がハチに刺されないようにするのは難しいです。キャンプ場などの自然が多い場所に行く場合には、ハチが出る場所には近づかないように注意しましょう。」
思わぬ事故が起こらないように拾い食いや虫に注意しながら、愛犬とお散歩を楽しみたいですね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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