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愛犬ともっと仲良くなれる!「3つのほめ言葉」と伝え方
犬と仲良くなる方法はいろいろありますが、もっとも簡単かつ大切なのが「ほめること」。ほめて愛犬に好意を示すことで、愛犬も飼い主さんに好意を返してくれるようになり、いい関係づくりに役立つのです。
いますぐ使える“3つのほめ言葉”と、愛犬への伝え方をご紹介します。獣医師の増田宏司先生にお話を伺いました。
ほめ言葉は短めの単語で、ゆっくり丁寧に!
犬は人のように複雑な会話はわからないため、短く簡潔なほめ言葉を使いましょう。
おすすめなのが「イイコだね」「すごいね」「えらいね」の3つの言葉。
早口すぎると犬が聞き取れないこともあるので、ほめ言葉を言うときはなるべくゆっくりと、丁寧に伝えるよう意識するとよいです。
「当たり前」だとほめ忘れがち……日常のささやかなこともほめよう!
「ほめる」というと、おすわりなどの指示に従ったときを思い浮かべがちですが、実は日々の生活の中にもほめるタイミングはたくさんあります。
例えば散歩は、体高も足の長さも異なる飼い主さんと同じテンポで歩けるというだけでも、犬にとってはすごいこと。「イイコだね」と声をかけながら歩きましょう。
ほかにも、ゴハンをちゃんと食べられたら「えらいね」とほめることで、食欲が落ちがちなシニア犬になってもしっかり食べる活力になりますし、遊ぶときに「上手に遊べてすごいね」と声がけすれば、愛犬にとってより楽しいひとときになるでしょう。
犬に伝わるほめテク、ポイントは「何度も」「本気で」「犬に合わせて」ほめること!
何度もほめよう
アメリカのエモリー大学の研究によると、食べ物を与えたときと飼い主さんにほめられたときの犬の脳内は、それぞれ同じぐらい好意的な反応を示すことがわかりました。飼い主さんにほめられる喜びは絶大なので、何度でもたくさんほめましょう。
本気でほめよう
2016年にハンガリーで行われた実験では、犬にさまざまな言葉を聞かせたところ、左脳が言葉に反応し右脳がイントネーションに反応していることがわかったそうです。これはつまり、犬はほめられた言葉の裏にある飼い主さんの感情まで読み取っているということ。ただほめ言葉を口にするだけでなく、心を込めて本気でほめましょう。
年齢によってテンションを変えよう
ほめるときは、愛犬の気持ちに同調することが重要。子犬期にはテンション高めなほめ方で、成犬期以降は穏やかめに声がけすることを意識しましょう。
ほめることは、愛犬との絆を深めるだけでなく、犬にとってモチベーションアップや精神的な安定にも繋がります。愛犬のいいところをたくさん見つけて、たくさんほめてあげられる飼い主さんになれると素敵ですね♪
お話を伺った先生/獣医師 獣医学博士 東京農業大学農学部動物科学科(動物行動学研究室)教授 増田宏司先生
参考/「いぬのきもち」2021年6月『あなたと愛犬がもっと仲よくなるために♡ 愛犬の心がよろこぶほめテク』
文/Ru-Rie
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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