犬と暮らす
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シニア犬になってから急にご飯や食べ物に執着することがあるのはどうして?
では、シニア犬の食の変化に対して、飼い主はどう向き合ったらよいのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の獣医師が解説します。
シニア犬になると体の機能が衰えてくる
シニア犬の体の変化としては、例えば、内臓の機能が衰えはじめて肥満になったり、下痢や便秘をしやすくなったり、筋肉が衰えてきて歩くのがゆっくりになったり、また、体の内部では、代謝機能の衰えやホルモンバランスの変化なども起こっています。
シニア犬になると食が細くなることがある
例えば、物を食べる際のかがみこむ姿勢がとりづらくなったり、噛む力が弱くなって食べにくいといった加齢による変化の他にも、歯や歯肉に痛みを感じていたり、腫瘍や内臓の病気でも犬はごはんを食べなくなることがあるでしょう。
食べ物に執着するシニア犬もいる
歳をとると犬も頑固になることがありますが、これはホルモンバランスの変化や脳の変化からくることもあるでしょう。「とにかく食べたい」という気持ちが強まって、食べ物に執着することもあるようです。
また、内分泌系の病気によって食欲が増すこともあるので、愛犬の食欲や飲水量に今までと違う変化がみられた場合は、早めに獣医師に相談することをおすすめします。
これまでに食の変化がなかったコも、老犬になったら急に食い意地を張るようになったというケースもあるようです。
急に食事を食べなくなったとき、食べ物に執着するようになったときは、愛犬の体調や体の変化をよく観察して、異変を感じたら動物病院を受診しましょう。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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