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「よく寝る」「散歩を嫌がる」「朝寝坊」……“冬ならでは”の犬の行動とは

冬といえば、気温が低くなったり日照時間が短くなったりと、気候の変化が大きいですよね。犬の行動にも“冬ならでは”の変化はあるのでしょうか。
いぬのきもち獣医師相談室の先生に、冬ならではの犬の行動と、飼い主さんが気をつけるべき体調の変化について聞いてみました。

犬の行動は、寒くなると変化することがある!

雪の中を走るボーダー・コリー
Ksenia Raykova/gettyimages
――犬がよくする、冬ならではの行動はありますか?

いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「よく寝る、朝寝坊する、布団から出ない、ストーブやコタツに集まる、散歩を嫌がるなどの行動があげられます」

犬がいる床付近は冷えやすいので気にかけて

暖炉の前のラブラドール・レトリーバー
diane39/gettyimages
――冬ならではの行動で、飼い主さんが対策する必要があるものはありますか?

獣医師:
「室内でも寒くて動きが緩慢になっている場合があるので、そういうときは部屋を暖かくしてあげましょう。人は洋服を変えるのであまり感じないかもしれませんが、床は冷えやすく、部屋の下部が寒いと犬は全身寒く感じます。
冬は動きたくなくなるのは人も犬も同じ気持ちですが、なるべく体を動かすように心がけ、体がなまらないようにしたいですね」

食欲不振や下痢・便秘に要注意!

毛布の上で眠るビーグル
Przemysław Iciak/gettyimages
――冬ならではの行動で、病気のサインとなるようなものはありますか?

獣医師:
「食欲がない場合は要注意です。冬は太陽があがる時間が遅いので、自然と起きる時間も遅くなります。それに合わせて朝ごはんも遅くなるのは自然なことですが、いつになっても食べなかったり、吐いたり下痢をしていたりするときは、お腹の調子が悪くなっているサインです。冬は寒くて吐いたり下痢をしたりしやすい時期ですので気をつけましょう。

また、寒さが原因でお腹の動きが悪くなり、便秘や胃もたれも起きやすくなります。からだが小さいコはお腹・足先・耳が冷えやすく、こうした症状を起こしやすいと思いますので、気をつけてください」
「被毛に覆われている犬は、冬でも人より暖かいはず」と考えがちですが、「よく寝る」「散歩を嫌がる」など“冬ならでは”の行動も、裏を返せば犬が寒さを感じている証拠なのですね。

床付近は思いのほか冷たいうえに、犬は自分で室温を調節することができないので、やはり飼い主さんが気にかけてあげることが必要です。
寒さで愛犬が体調を崩さないよう見守りながら、元気に冬を乗り切りましょう!
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/Ru-Rie
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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