犬と暮らす
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犬が撫でる前は嬉しそうなのに、撫で始めると『スン』とした表情になるのはなぜ? 理由と心理を解説
では、犬はどのような気持ちから、こういった行動をみせるのでしょうか?
「犬が撫でて欲しいときのしぐさと行動」について、いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に話を聞きました。
犬が撫でてほしいときの行動
山口先生:
「犬が撫でてほしいときは、近づく、前足で手に触れてくる、人の手に頭をあてる、見つめるなどの様子がみられます」
犬が撫でられたくないときの行動
山口先生:
「犬が撫でられたくないときは、よける、嫌がる、遠ざかる、噛もうとする、唸るなどの様子がみられます」
撫でられて嬉しい? 嫌がっている? 犬の行動と心理
①撫でられると犬が『スン』とする/尻尾を下げるのはなぜ?
山口先生:
「このようなケースでは、自分の要求が通ったので落ち着いた、期待していた撫で方ではなかった、本当は撫でてほしかったわけではないなどの理由が考えられます」
②撫でられると犬がそっぽを向くのはなぜ?
山口先生:
「この場合は、自分の要求が通ったので落ち着いた、期待していた撫で方ではなかった、本当は撫でてほしかったわけではないという理由に加えて、ことのほか撫でてほしい場所が顔の横だった、過去にそっぽを向いたときの人の反応が犬にとって好ましいものだったなどの理由が考えられます」
犬の体を撫でたら嬉しそうでないときの対応
山口先生:
「犬が嫌がらないのであれば撫でてもよいと思いますが、少し撫でたら切り上げたり、声掛けなど別のコミュニケーションを試して、愛犬の本心を探ってみてはよいのではないでしょうか」
愛犬がどのような気持ちなのかを考えながらコミュニケーションをとってあげたいですね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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