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【調査】犬の食の好みが変化することはよくある? 獣医師に質問してみた
いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、犬の食の好みや好きな食べ物に関するアンケートを実施しました。
今回はそのアンケート結果をご紹介するとともに、愛犬の食の好みが変わった際の対策などをいぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に教えていただきます。
愛犬の食の好みや好きな食べ物が変化した経験はある?

そこで「はい」と答えた飼い主さんに対して、愛犬の食の好みや好きな食べ物の変化に関する具体的なエピソードや例もお聞きしました。寄せられた回答の一部をご紹介します。
具体的にどんな変化があった?
・「小魚が好きな時期があったが、今はあまり食べない」
・「小さいときはバナナをよく食べていたけど、最近はあまり食べなくなった。スイカとかリンゴとかシャクシャクと噛むものが好きです」
・「以前は硬めの歯磨きガムが好きでしたが、柔らかめのものが好きになった」
・「飼い始めたときはカリカリそのままで食べたが、今はふやかしたりササミなど乗せないと食べない」
・「1才で家に来た当初は野菜嫌いだったのに、いつのまにかブロッコリーが大好きになっていた」
・「子犬の頃、いちごを食べなかったが成犬になってからは急に食べるようになった」
【獣医師解説】犬の食の好みや好きな食べ物の変化について
――アンケートの中には、「加齢とともに食の好みが変わった」という回答がありました。このように犬の食の好みや好きな食べ物が変化するのはよくあることなのでしょうか。
山口先生:
「加齢により好みが変わることはあります。主な要因としては、味や香りの好みの変化、歯周病などの口腔環境の悪化により柔らかいものや口当たりのよいものを好む傾向、食後に起こした体調不良とその際に食べたものを関連付ける味覚嫌悪を起こすことなどが挙げられるでしょう」
――アンケートの中には、「今まで好きだった食べ物を食べなくなる」という回答がありました。この場合の対策方法を教えてください。
山口先生:
「運動してお腹を空かせる、温めて香りを立たせるなどの工夫をしても一切食べないのであれば、前述した味覚嫌悪が関わっていることも考えられます。その場合は別のものを探したほうがよいでしょう。中には口腔内の痛みや違和感が関わっているケースもありますから、受診もおすすめいたします」
取材・文/岩井まどか
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年8月時点の情報です。
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