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ヨーグルトは犬に与えてOK? 犬の”腸ケア”になる食べ物5選

免疫は、細菌やウイルスなどから体を守ってくれる重要な働きです。この働きが正常に働いていると、病気になりにくいだけでなく、気持ちも安定。ストレスに強く、イキイキとした心と体をもたらす効果も期待できます。
そんな大切な免疫が低下すると、体調不良になりやすく、重篤な病気にかかりやすくなることがあります。獣医師の増田健一先生に解説していただきました。

まずはかんたん免疫力チェック!

撮影/殿村忠博
撮影/殿村忠博
下記のうち、愛犬に当てはまるものが合ったら免疫力が低下しているかもしれません。当てはまるものをチェックしてみましょう。

・毛ヅヤが悪い
・ケガが治りにくい
・目に輝きがない
・疲れやすい
・元気がなくしょんぼりしている
・排泄物に異常がある

免疫がおかしくなると重篤な病気に!?

免疫は体に害のある物質を見分け、攻撃して排除することで体を守る体内の仕組みです。体全体が協力しあい、ウイルスや細菌などから身を守っています。これは犬や人をはじめ、すべての動物がもっている機能です。免疫が機能しているおかげで全身の健康が保たれているといえるでしょう。

そんな免疫がおかしくなると、以下のような重篤な病気にかかりやすくなることがあります。

アレルギー

アレルギーは免疫機能の異常によるものです。花粉や食べ物など、害のないものまで体が異物と判断してしまい、体が過剰に防御反応を起こします。場合によってはアナフィラキシーショックなど命にかかわる症状につながることも。

自己免疫疾患

何らかの異常で免疫に異常が起こると、正常な細胞まで攻撃することがあるのが自己免疫疾患です。関節が腫れたりするリウマチのほか、ホルモンバランスが崩れる甲状腺機能低下症の一因になることも。

がん

ほかの正常な組織や臓器をむしばみ、放っておくと生命が脅かされる恐ろしい病気です。免疫力が低下すると、免疫細胞が対処できずに体内でがん細胞が増えやすくなるので、「がん」になりやすい体に。

腸にいい食べ物を与えよう

食べ物の消化・吸収を行う腸は、免疫力においても重要な器官。納豆などの発酵食品や、食物繊維の多いさつまいも、赤身の肉などの動物性たんぱく質を摂取させてもよいでしょう。

以下から、愛犬の腸にいい食べ物を具体的にご紹介します!

さつまいも

撮影/殿村忠博
撮影/殿村忠博
与えるなら加熱して15グラム程度がよいでしょう。

ヨーグルト

撮影/殿村忠博
撮影/殿村忠博
与えるなら小さじ2杯程度がよいでしょう。砂糖が入っていない、プレーンなものを選んでください。

納豆

撮影/殿村忠博
撮影/殿村忠博
与えるなら小さじ1杯程度がよいでしょう。タレやからしなどが入っていない、プレーンなものを選んでください。

赤身の肉

撮影/殿村忠博
撮影/殿村忠博
脂肪が少ない赤身の肉なら、与える場合は加熱して5グラム程度がよいでしょう。

撮影/殿村忠博
撮影/殿村忠博
与えるなら加熱して10グラム程度がよいでしょう。
いかがでしたか? 免疫は生まれつき犬の体に備わっている、非常に優秀なシステムです。愛犬にずっと元気でいてもらうためにも、日々の習慣を見直して、免疫力維持に役立ててくださいね!

参考/愛犬との暮らしをもっと楽しむ『いぬのきもち』2018年2月号「免疫力UPの習慣」特集(監修:獣医師・獣医学博士・動物アレルギー検査株式会社代表取締役社長 増田健一先生)
撮影/殿村忠博
イラスト/あきんこ
文/影山エマ

※アレルギーや持病のある犬など、犬の体質は千差万別です。この記事でご紹介している食べ物も、与えると体調を崩す場合がありますので、くわしい与え方や分量についてはかかりつけ医に相談のうえ、少量から1種類ずつ、様子を見ながら与えてください。問題ない場合も、1日に摂取させる食品は1、2種類程度にとどめましょう。
※万が一異変が起きた場合には、与えるのを中止して動物病院で受診してください。
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