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犬の「老い」について 飼い主がもっておきたい心構え3つ

犬とともに過ごす月日が流れ、愛犬のライフステージが変わり「あれ?急に老化が進んだかも?」と思ったとき、飼い主さんは寂しい気持ちを感じてしまうもの。この記事では、犬の老いに対する心構えをいぬのきもち獣医師相談室の川田優貴先生に聞きました。

犬は7才頃から老化が進んでいく

おはよう!の笑顔
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬が7才を迎えてシニア犬になった頃、見た目は元気でも、体の老化は進んでいきます。

犬の老化現象としては、
食欲にムラが出る/体力低下/寝る時間が増える/行動が活発でなくなる/目が見えにくくなる/耳が遠くなる/筋力の衰え/関節の痛みやこわばり/段差が越えられなくなる/体調不良を起こしやすい/腫瘍ができやすくなる/気候の変化に弱くなる/トイレの失敗 などがあります。

しかし、老化と病気との区別は難しいため「あれ?いつもと違う?」と愛犬の変化に気が付いたら、かかりつけの獣医師を受診することが大切です。

シニア犬と暮らす心構え1:病院に通うことが多くなる

見つめる犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
年を重ねたシニア犬は、動物病院を受診する頻度が高くなっていきます。病院に連れて行く頻度が多くなると、治療費が多くかかる心構えも必要です。

シニア犬と暮らす心構え2:お散歩の途中で歩けなくなることも

クンクン♪お散歩中
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
若い頃はグイグイ引っ張ってお散歩していた犬も老化が進むと、疲れやすくなる、急に立ち止まって動かなくなる、段差を嫌がるなど、お散歩の途中で歩けなくなることもあります。

愛犬の体力の衰えを感じたら、お散歩コースの見直しをしたり、万が一の際に家族や動物病院に連絡できるように、携帯電話を忘れずに持っておくと安心です。

シニア犬と暮らす心構え3:室内でのサポートが必要になる

犬の老化が進むと、室内でも日常生活のサポートが必要になってきます。

寝て過ごす時間が多くなった場合は、床ずれができないように寝返りをさせる、食事が食べやすいように工夫をする、トイレの体勢が崩れないようにそっと体を支えてあげる、オムツを使用するなどのケアをしてあげましょう。
人間も犬も「老化」は、自然なことです。平均寿命や老化の仕方、かかりやすい病気は、犬種やその犬の状態によっても異なるので、老化が進む前に獣医師に相談しておくと、病気の早期発見にもつながります。日頃から、愛犬の様子を気にかけてあげることが大切です。

(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・川田優貴先生)
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
編集/いぬのきもちWeb編集室
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