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愛犬を不安にさせないお留守番 少しの配慮で留守番中もリラックスタイムに

お留守番は、飼い主さんと離れて寂しい・不安というきもちになる犬も。

留守番中に愛犬も飼い主さんもストレスを感じてしまわないように、愛犬を不安にさせる行動をとっていないか、今一度チェックしてみましょう。
今回は「留守番前や留守番中に寂しさを感じさせないようにするポイント」についてご紹介します。

出かける気配を察知させない

柴犬
Robert Way/gettyimages

出かける前のパターン化した行動が留守番前の不安を引き起こす

留守番前に犬が不安になってソワソワする原因のひとつに、飼い主さんの行動があります。
犬はこれまでの経験から学習し、飼い主さんがなにげなくするお出かけの準備(かばんを持つ、化粧をするなど)が留守番の前触れだと察知します。

前触れを消して、スムーズに外出しましょう

できるだけ不安にさせずスムーズに留守番へと誘導するために、犬からは見えない所で外出の準備をする、犬をクレートに入れてから準備をして飼い主さんが見えないようにするなど、外出する気配に勘づかれないようにしましょう。

外出前のパターン化した行動を留守番の前兆だと犬が学習している場合、外出準備をしてもあえて出かけない、外出用のコートを着ても家にいるなど「出かけること以外の行動」をとることで”パターン化”を回避。犬は外出のサインを察知しにくくなります。

出かける前に「行ってくるね」などの声はかけない

ラッセル
Smitt/gettyimages
留守番前に声をかけて落ち着く犬もいますが、それが逆に前触れとなり不安になってしまう犬も。その場合は、声をかけずにそっと外出します。噛んでも壊せないゴム製のおもちゃなどを与えて、夢中になっているあいだに出かけるのも一手です。

いつもと同じ環境で留守番させる

マルチーズ
lempelziv/gettyimages
留守番のあいだも、飼い主さんが家にいるときと同じ環境で過ごせると犬は安心します。
例えば、留守番のときだけ静かな部屋にクレートを移動させるのはNG。ふだんクレートを置いている場所で、そのまま留守番させるようにしてください。
飼い主さんが家にいるあいだ照明をつけている場合は、外出時に照明を消してしまうと、犬は不安になってしまうことも。外出するときでも、いつもと同じ明るさにしておきましょう。

また、犬は聴覚も敏感です。テレビやラジオをつけていることが多い家では、留守番中もそのままにしておくのがおすすめ。ほかの音をカモフラージュでき、警戒吠えの予防にもなります。
犬にとっての留守番は、大好きな飼い主さんと離れて不安な状況に置かれることでもあります。その不安をあおってしまわないよう、できるだけ安心して過ごせる環境を整えることが大切です。「いつもと同じ」環境で留守番させられるよう、工夫をしてみてくださいね。
お話を伺った先生/西川文二先生(しつけスクール「Can!Do!Pet Dog School」代表)
参考/「いぬのきもち」2020年12月号『12回で基本をすべてマスターできる! はじめてしつけコンプリートドリル vol.10 留守番のさせ方』
文/仲田 陽子
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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