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寒い季節に子犬がかかりやすい病気の例5つ 原因、症状、予防法を獣医師が解説
寒い時季に子犬がかかりやすい病気の例5つ 原因、症状、予防法は?
①胃腸疾患(誤食、ストレス、感染症など)
このほかにも、寒暖差、ペットホテル、人の出入り、移動などによるストレスや、感染症なども胃腸疾患の原因として考えられるでしょう。
胃腸疾患の場合、嘔吐、下痢、食欲不振などの症状が見られます。
胃腸疾患の予防法は?
出かけた先で誤食などのトラブルがあった場合に、かかりつけの動物病院にすぐにかかれないこともあると思います。万が一に備えて、出かけた先に受診できる動物病院があるのかを調べておいたり、自宅ではどのような対応ができるのか確認しておくとよいでしょう。
また、感染症によって胃腸疾患になることがありますが、予めワクチン接種をすることで感染症の予防ができたり、発症しても症状の軽減が期待できます。
②皮膚疾患(感染症、アレルギー・アトピーの悪化など)
皮膚疾患になると、痒み、フケ、脱毛、皮膚炎などの症状が見られます。
皮膚疾患の予防法は?
③呼吸器疾患(ケンネルコフなどの感染症)
呼吸器疾患では、咳、発熱、鼻水、涙などの症状が見られます。
呼吸器疾患の予防法は?
呼吸器疾患も感染症が原因となるケースがありますが、予めワクチン接種をすることで感染症の予防ができたり、発症しても症状の軽減が期待できます。
④泌尿器疾患(尿路感染症)
泌尿器疾患になると、頻繁に尿をする、排尿後も排尿姿勢を取る(残尿感)、血尿などの症状が見られます。
泌尿器疾患の予防法は?
また、外でしかオシッコをしないコもいると思いますが、室内トイレでもトイレができるようなスペースを用意したり、室内でもトイレができるように練習してもいいのかもしれません。
外にオシッコをさせに行く場合は、寒さに備えて服を着せるなど、子犬もしっかり防寒対策をしましょう。
⑤筋骨格疾患 (関節炎、椎間板ヘルニアなど)
たとえば、関節炎の症状としては、運動や散歩を嫌がる、歩き方が遅い、手足を触られることを嫌がる、寝起きや運動を始めるときに動きづらそうといった症状が。
椎間板ヘルニアの場合には、痛みにより動かずにじっとしている、ふらつき、足の動きがおかしい、尿をもらしてしまうなどの神経症状が見られます。
筋骨格疾患の予防法は?
子犬は免疫が未発達 十分な食事・睡眠・運動を心がけよう
もし愛犬に気になる症状が見られた場合は、いずれの場合も動物病院を受診するようにしましょう。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ
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