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愛犬の笑顔を増やそう!愛犬のために飼い主さんができること

大好きな愛犬には笑顔で過ごしてほしいですよね。今回は、獣医師・獣医学博士の増田宏司先生に、愛犬が笑顔でいられるために飼い主さんができることを教えていただきました。

愛犬が「笑っている」と感じる瞬間

笑顔のモカちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬が「笑顔」を浮かべるときの感情は、大半が人と同じものといわれています。
笑顔は、心から安心や期待をしているときや、満ち足りた状態であるときこそ多くみられるはずです。愛犬が笑顔でいられる時間を増やすことができれば、飼い主さんも「愛犬にとって最高の飼い主」だと自信がもてるでしょう。
愛犬の笑顔の時間を増やすために、できることから始めていきましょう。

飼い主さんに聞いてみました「愛犬を笑顔にできていますか?」

笑顔の柴犬ふくくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
「いぬのきもち」では飼い主さんに「愛犬をどれだけ笑顔にできているか」についてンケートをとったところ、以下のような結果となりました。自己評価の平均は約70点と少し辛めの結果ですが、愛犬への愛情の気持ちが強いからこその辛口評価ともいえそうです。

  1. 80点 29%
  2. 70点 25%
  3. 60点 18%
  4. 90点 12%
  5. 50点 9%
  6. 10~40点 6%
  7. 100点 1%

※掲載しているアンケートは、「いぬのきもち作り隊」の読者へのアンケート「飼い主さんとしての点数を自身につけるとしたら、だいたいどのくらいの点数になりますか?」(計218人、2020年8月実施)を集計した結果です。

愛犬が笑顔でいるための5つの自由「アニマルウェルフェア」

笑顔のららちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
アニマルウェルフェアとは、動物とともに暮らしていくうえで、人が配慮するべきルールを示した世界共通の考え方です。日本ではまだあまりなじみがありませんが、飼い主さんはこの5つの自由をしっかりと守れるようにしましょう。 アニマルウェルフェアの5つのルールをご紹介します。
《飢えと渇きからの自由》
おなかが空いていたり、のどが渇いていたりすると愛犬は笑顔でいられません。愛犬が安心してゴハンを食べることができ、自由に水を飲むことができる環境を提供しましょう。

《恐怖や抑圧からの自由》
恐怖は笑顔からもっとも離れた感情。ある程度のしつけは欠かせませんが、過剰に恐怖や抑圧感を与えるような行動は絶対にやめましょう。

《不快からの自由》
愛犬は飼い主さんのために人の社会に合わせて生活をしています。落ち着いて眠れない、トイレが狭くて排泄がしづらいなど、体や精神に過度な負担がかからないよう、愛犬が快適に暮らせる気づかいを忘れないようにしましょう。

《痛み・負傷・病気からの自由》
体に苦痛を感じていると、笑顔でいるのは難しいです。犬は痛みを感じていても、言葉で伝えることができないので、愛犬のケガや病気には飼い主さんが気づいてあげましょう。

《本来の正常な行動がとれる自由》
犬と人は異なる生物であるため、過剰な擬人化などで人の基準を押し付けてしまうと、犬本来の幸せから遠ざけてしまうことも。愛犬が愛犬らしくいられる自由を尊重しましょう。
アニマルウェルフェアを守り、愛犬がいつも笑顔でいられるような生活をしていきたいですね。
お話を伺った先生/増田宏司先生(獣医師 東京農業大学農学部動物科学科(動物行動学研究室)教授)
参考/「いぬのきもち」22年1月号『2022年も、その先も! 愛犬にとって「最高の飼い主」でいるために 愛犬がずっと笑顔でいられるための25のヒント』
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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