愛犬を叱ったり、嫌がることを無理強いしたりしていると、愛犬は「嫌い!」という心理が働き、飼い主さんと一緒にいるのが嫌になってしまいます。そんな関係にならないために、犬に嫌われる飼い主さんの特徴と、そうならないためのポイントをチェックしてみましょう。
嫌われるコミュニケーション1. 愛犬をほめない
愛犬をほめていますか?ほめてくれない飼い主さんには「指示を聞いても楽しくないよ」とい
う心理から、集中しなくなります。
いい行動をたくさんほめよう!
いいコミュニケーションのために、愛犬がいい行動をしたらたくさんほめるようにしましょう。トレーニングなどで愛犬をたくさんほめていると、「もっとほめてほしい!」という心理から、飼い主さんの言うことを聞き逃さないように集中します。集中すればするほど、飼い主さんが好きという証になります。
嫌われるコミュニケーション2. 一緒に遊ばない
愛犬を遊びに誘ったときの反応はどうですか? 一緒に遊んでくれない・遊んでもつまらないという心理が働いていると、遊びに乗ってこなかったり無視されたりすることも。
大好きな飼い主さんとはいっぱい遊びたい!
ふだんから愛犬と楽しく遊んでいれば、「飼い主さんとならまた楽しい気分で遊べるかも!」という期待から、愛犬はすぐに遊びに乗ってくるでしょう。
嫌われるコミュニケーション3. スキンシップをしない
ふだんからスキンシップをしていないと、いざなでようとしたときに、急に手が出てくることで「何をされるんだ!?」と怖い心理が働きます。すると愛犬は飼い主さんから逃げようとしてしまうかも。
信頼している飼い主さんなら触られても平気!
愛犬をいつも優しくなでている飼い主さんなら、愛犬は「またなでてくれるんだ♡」と嬉しい気持ちになり、躊躇なく触らせてくれます。
嫌われるコミュニケーション4. 愛犬が嫌がることをする
愛犬が嫌がることを無理強いしていると、愛犬は飼い主さんのことが信用できなくなってしまいます。結果、「何をされるかわからない」という不安から、飼い主さんが愛犬のそばに寄ったときに逃げてしまうことも。
そばにいてくれれば信頼されている証
愛犬に嫌なことをしない飼い主さんなら、たとえば近くに座っても「絶対嫌なことはしないはず」と信頼し、そのまま近くにいてくれます。飼い主さんを見る、近くに来るなどのしぐさがみられることも。
犬は「うれしい」「楽しい」「安心する」などの気分にさせてくれる飼い主さんに好感をもち、徐々に信頼するようになります。そのため、ふだんから積極的にほめる、たくさん遊ぶなどのコミュニケーションを取るようにしましょう。
参考/「いぬのきもち」2018年6月号『いつものしぐさ、心理面からのぞいてみよう!愛犬の心理学』(監修:帝京科学大学生命環境学部アニマルサイエンス学科准教授 東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了 加隈良枝先生、しつけスクール「Can!Do! Pet Dog School」代表 西川文二先生)
文/仲田陽子
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