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「体調不良を起こしやすい」梅雨どき 愛犬が快適に過ごすためのコツとは

高温多湿になる梅雨どきは、皮膚疾患や運動不足など、犬の体にさまざまなトラブルを引き起こすため、注意が必要です。そこで今回は、犬が梅雨を快適に過ごすためのコツや注意点について、獣医師の南直秀先生に教えていただきました。

室温・湿度を管理する

リラックスしているパグ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬の被毛は高温多湿だと蒸れやすく、皮膚にも悪影響をおよぼします。梅雨どきの室温は26℃前後、湿度は50~60%を超えないよう、エアコンや除湿器を利用して温度・湿度を管理しましょう。

空気清浄機を併用すれば、空気中のホコリや花粉なども吸ってくれるので、皮膚に付着しにくくなります。また、部屋の掃除もこまめに行ってください。

被毛を念入りに乾かす

上目づかいで見上げるチワワ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
梅雨どきは、シャンプーで地肌の汚れをしっかり落とすことと、蒸れないように念入りに乾かすことが大事です。シャンプー後だけでなく、雨の日の散歩でぬれた足なども、しっかり乾かしてあげましょう。

なお、シャンプーをするときは、皮膚を清潔に保ち、細菌を繁殖させないために、毛穴の汚れを落としやすくするシャワーヘッドを使用するのもおすすめです。

こまめにブラッシングをする

抜け毛の前に座る柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
こまめにブラッシングを行って体に付着した抜け毛や汚れを取り除き、通気性をよくして被毛を清潔に保ちましょう。

ブラッシングが好きな犬だと、雨で散歩に行けずにストレスがたまっているときに、心を落ち着けるためのマッサージとしても有効です。ブラッシングが嫌いな犬の場合は、部位ごとに時間をあけてブラッシングしてもOKです。

レインコートや長靴を着用しての散歩を検討する

床にあごをつけて伏せるマルチーズ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
雨でも散歩に行くときは、レインコートや長靴を着用させるのも一案です。ただし、気温によっては熱中症の心配があるので、通気性がよく、湿度のこもらない素材のものを選びましょう。

犬によっては着用すること自体がストレスになることもあるので、嫌がるときは無理に着用させないでくださいね。

頭を使う室内遊びをする

ボールで遊ぶトイ・プードル
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
散歩などに行けない日は、以下のような頭を使う遊びや、指示しつけのトレーニングを取り入れてストレスを発散させましょう。
  • ニオイを頼りに、隠したおやつやおもちゃを探させる「宝探し」
  • 「チョウダイ」のかけ声で投げたおもちゃを取ってこさせる「モッテコイ」遊び
  • 中に入れたおやつの取り出し方を犬自身に考えさせる「知育おもちゃ」

また、飼い主さんとコミュニケーションをとることも、ストレス発散になりますよ。
ジメジメとした気候が続く季節は、人だけでなく犬にもさまざまな不調を引き起こします。被毛の蒸れ予防やストレス解消対策などを取り入れて、愛犬が梅雨どきも快適かつ健康に過ごせるようにしてあげましょう。
お話を伺った先生/南直秀先生(東京動物医療センター副院長)
参考/「いぬのきもち」2018年6月号『ジメジメした季節に起こりやすい体調変化に気をつけて 梅雨の不調から愛犬を守ろう!』
文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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