犬と暮らす
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家の中にも危険がいっぱい! 意外と多い犬の「事故・ケガ」6つ
今回は、家の中で起こる犬の事故と対策について、いぬのきもち獣医師相談室の川田優貴先生が解説。留守番中はとくに気をつけたほうがいいことがたくさんあります。
①誤飲・誤食
- 小さなおもちゃを飲み込んでしまう
- 隠れてドッグフードをたくさん食べて知らん顔をする
など。
実際に、留守番中に隠れて台所にあった生ゴミを大量に食べてしまい、お腹がパンパンになって来院した犬を見たことがあります。
誤飲・誤食は腸閉塞の可能性にもつながりますので注意が必要です。
対策
□ゴミ箱には蓋をつける
□開けられては困る物には鍵をかける
□おもちゃの大きさを工夫する(小さすぎるものはやめる)
②落下
- 子どもが無理やり犬を持ち上げ、犬が暴れて落下
- 椅子、ベッド、ソファなどの少し高いところからジャンプ
など、こうしたことをしただけで骨折することも。
また、窓やベランダなどからの落下事故や浴槽に落ちて溺れてしまったなども、実際に起こりうることです。階段からの落下も気をつけなくてはいけません。
小型犬は骨折しやすいので注意!
対策
□ソファ、ベッドのそばに段差をつけるためのステップ、クッションを置くなどの工夫をする
□ベランダには出さないようにして、転落防止柵をつける
□階段は犬だけで移動させないことを心がける
③転倒
対策
□滑らないように、足裏の毛をこまめに切る
④留守番中のイタズラによる事故・ケガ
- ペットシーツをバリバリに破いて食べてしまう
- 家具や観葉植物をかじって飲み込んでしまう
など、イタズラして誤飲・誤飲をすることもよく見られます。
イタズラで火災事故に発展の場合も!?
- 犬がガスコンロのスイッチを押す
- 家電にオシッコをかけてショートさせる
- コードをかじったり爪でひっかいてショートさせる
- 電気ストーブを倒す
など、こうしたことが原因による火災事故が報告されているそうです。
対策
□電源コードをかじらないようにカバーをかける
□火災を防ぐためにガスの元栓を閉める
□トイレの近くに電化製品や電気コードを置かない
□電化製品にはチャイルドロックをかけておく
⑤熱中症
対策
□脱水させないように、お水は常に飲める状態にする
⑥暖房器具による事故・ケガ
- ホットカーペット、カイロの上での低温やけど
- 付けっ放しのストーブによるやけど
- ストーブを倒すことによる火災
- 電気コードをかじったことによる感電
- つけたままのこたつに入って熱中症になる
など
こたつや床暖房で熱中症に!?
また、室内の乾燥にも気をつけて、濡れタオルや加湿器を利用しましょう。
対策
□電気カーペット、湯たんぽ、カイロなどを長時間使用するときは注意する
留守番時はケージや見守りカメラの使用も◎
留守中の様子を知りたいならば、見守りカメラを設置するのも飼い主さんは安心かもしれません。
取材・文/sorami
編集/いぬのきもちWeb編集室
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