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愛犬も飼い主さんも疲れるだけ!しないでいいお世話10選【食事編】
この記事では、愛犬の「食事」に関する10個の誤解を紹介。ふだんやってしまっていることがないか、チェックしてみてください!
①食事前に「オアズケ」をする
ゴハンを前に長時間待たせると、いざ食べ始めたときに「やっと食べられる!」とガツガツ早食いしてしまう犬になってしまいます。
それだけでなく、胃捻転のきっかけにもなる胃拡張を起こす危険性や、すぐにゴハンにありつけないために食べ物や食器に執着し、攻撃的な態度を取る原因になることも。
ゴハンの準備ができたら、さっと食べさせるのが賢明です。
②「小型犬だから……」と無理に小粒フードを与える
小粒のほうが食べやすそうに感じますが、噛まずに丸呑みしてしまうため、かえって胃腸に負担がかかってしまうこともあります。
一方、大きい粒のフードだと飲み込めませんので、犬もよく噛み、結果的に唾液が出て消化吸収を助けることにつながります。歯石予防の効果も期待できますよ。
今与えている小粒のフードから大きいのに変えるときは、今よりもひと回り大きいものにしてあげるとよいでしょう。
③野菜をたくさん食べさせる
また、犬は体内でビタミンCを作れないなど、ビタミンや栄養素の必要性が人とは異なるため、同じ感覚で与えていると消化不良を起こすことも。
もし与えるのであれば、消化しやすいように小さくすり潰したものを少量与える程度にとどめましょう。
④「3時のおやつ」を与える
また、おやつばかり食べて肝心のゴハンを食べなくなることも。
そもそも犬は「3時だからおやつを食べたい」と思わないので、間食として与える必要はありません。
おやつは「ご褒美」としてのみ与えるようにしましょう。
おやつを与えるときは、細かくしたおやつを何回かに分けて食べさせてあげると、愛犬は喜びますよ!
⑤子犬にカルシウム補給として牛乳や煮干しを与える
同じ理由で、子犬にカルシウムのサプリメントを与えるのもおすすめできません。成長に必要な栄養素は、子犬用フードを与えていれば問題ないですよ。
⑥歯の強化や歯石予防として「ひづめ」を与える
そのため、コットン製のデンタルおもちゃで遊ばせたり、歯に優しいガムを与えましょう。
これなら歯の汚れの除去も期待でき、喜んでかじるコも多いですよ。
⑦主食として生肉を与える
また、生肉は犬によっては消化不良を起こして、お腹を壊すことも。生きていくうえで必要な栄養は、総合栄養食のフードを正しく量って与えていればこと足ります。
「薬を飲ませるときにお肉に包んで食べさせる」など、特別なときのみ与えるようにしましょう。
⑧一種類のフードにこだわる
そうならないように、半年に1回くらいはフードを替えてみてもよいでしょう。
たまには別のフードをあげることも、愛犬にとっていい刺激に。
その際、いきなり全量を切り替えると消化不良になることもあるので、1日1割くらいずつ新しいフードを混ぜてあげて、10日間かけて新しいフードに切り替えましょう。
⑨7歳になった途端、シニア用のフードに変える
エサを切り替えるかどうかは体重が減っていないか、毛のつやが変わっていないかなど、愛犬の様子を見ながら判断しましょう。
⑩飲み水をミネラルウォーターにこだわる
多少であればミネラルウォーターを飲ませても問題ありませんが、ミネラル分が豊富なせいで、尿石症のリスクを高めるかも……。とくに硬水はその危険性があるので、常飲は避けてください。
なお、ただの水道水をあげるのが気になるというのであれば、浄水器で不純物をろ過した水を与えるとよいでしょう。
以上が、「愛犬の食事でしないでいい10のこと」でした。ぜひ日頃の食事を見直してみてくださいね!
文/サモ江戸
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