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犬の無駄吠えの原因とを止めさせる方法、しつけ

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いくらしつけをしても、中々止めない愛犬の無駄吠えには、悩まされますよね。無駄吠えの原因もいくつかあり、それぞれに対処法が違います。まずは愛犬がどんな原因で吠えているのかを見つけ、それにあったしつけをしましょう。

1. 犬の無駄吠えの原因と対策とは?

犬の無駄吠えの原因とは?

犬の方には吠える理由があっても、それが人間の生活にとって迷惑、不要である場合、無駄吠えとなります。

無駄吠えの原因は、
・欲求不満、要求(かまって、散歩に連れてって、遊びたい)
・分離不安(留守番、屋外につなぎっぱなし)
・恐怖(呼び鈴、雷、見知らぬ犬、来客)
・縄張り意識(敷地に誰か入ってきた、窓から誰かの姿が見えた)
などがあります。

その他にも、痛みや、薬物の影響、認知症、社会的促進(他の犬につられて)などによっても無駄吠えが誘発されることがあります。

「欲求不満や要求による無駄吠え」の原因と対策

・原因
構ってほしい、散歩に連れてってほしい、遊びたいなど、何らかの欲求不満を解消するために吠えます。飼い主の関心を得ようとするときに出る無駄吠えと言い換えてもいいでしょう。

・対策
吠えるたびにその要求に応えたり、根負けして結局言いなりになったりするようでは吠えやむことはありません。それどころか余計にひどい状態になることもあります。

このような場面で無駄吠えをするような子は、飼い主との関係を基本的に見直す必要があります。何事も自分の思うとおりになると思わせないこと、家族みんなで一定の対応をするよう申し合わせておくことなどを、念頭に置いてください。

おねだり吠えが始まったら徹底的に無視するか、クレートやハウスに入れたり、部屋にいる家族全員が部屋から出てしまうなど、吠えている間は要求が聞いてもらえないことを教えなければなりません。

そして、吠え止んだのを見計らって、そのとき声をかけます。「かまって」と吠えているときでなく、静かにしているときこそかまってやることを忘れてはいけません。まずはイヌにとっての欲求不満が不当に放置されていないか確認しましょう。十分な散歩や清潔な環境、飼い主からの愛情が注がれているか、注意してみてください。犬の言いなりになる必要はありません。

「分離不安」の原因と対策

・原因
これは犬と飼い主との距離が適切でないために、少しの間でも飼い主が視界から消えると不安になり、吠えたり、排泄や破壊行動に出ることです。これは生後3か月くらいまでの間に、構築するべき社会化が十分できていなかったり、飼い主との異常な密着や過度の甘やかしの結果、犬の精神が飼い主に大きく依存してしまうようになることです。こうした状況に影響を与えるものとして、生活習慣の変化、犬の遺伝的な性質、脳や甲状腺の影響などもありますので、これらも検討しましょう。

・対策
まずはその子の精神的な自立を図らなければなりません。大きな広い部屋に放されているときは、クレートやハウスなどお気に入りのスペースを作ってやり、そこで十分な時間を過ごせるようにしましょう。ゆったりくつろいでいるようであれば、環境音楽などを聞かせてもよいでしょう。これはリラックスシグナルといい、ある一定の音楽を聞かせることで、いつものリラックス状態に持っていくことができます。

犬の関心が、おもちゃや一人遊びにも向くようにあまり声掛けはせず、大げさなほめ言葉などは控えます。かわりにアイコンタクト、オスワリ、マテ、フセなどのフォーマットトレーニングをしましょう。これらの指示をきちんと守るようにすることで、パニックを起こしている精神状態がいったん初期化されるようになります。

外出の際も、鍵の音、コートなどを羽織る、バッグを持つなどの一連の外出を思わせる行動を、外出しない時もランダムに行いいます。外出の際は逆にいつもの行動をとらない、外出の際も帰宅の際も特に声掛けをしないなど、配慮が必要です。

「恐怖による無駄吠え」の原因と対策

(テキスト)
・原因
花火や雷の音、インターフォン(来客)や窓の外の人影、外で会うほかの犬などに対して恐怖から吠えかかることです。他に縄張り意識や警戒感で吠えることもあります。同じような状況で吠えていても、原因は個々に違うか、まじりあっていることもあります。  

・対策
できるならば恐怖をもたらす音や状況に、だんだん慣らしていくとよいでしょう。飼い主もあまり大きく反応せず、なるべく平気にふるまいましょう。前述の、リラックスできるスペースを確保し、フォーマットトレーニングができていることが条件となります。

縄張り意識、警戒心から吠えている場合、ある程度矯正ができないので、人影が見えないよう窓にカーテンをかける、インターフォンの音を鳴らさないように対応するなど警戒心を持たれないような工夫も必要です。一歩進んで、来客やインターフォンが鳴った時などに上手におやつなどを与えることで、警戒心を解くことができるかもしれません。

2. 無駄吠えを止めるためのしつけとは?

まずは環境を見直してみましょう

犬は吠えることで、何かを訴えています。まずは、吠えずにはいられないような、生きていくために基本的な欲求に関してきちんと対応できているかを見直してみてください。著しく不衛生、生活するためのスペースが狭い、十分な運動ができていない、十分な食事が与えれていない、恐怖や怒りを与えるような環境など、犬の幸せに生きる権利を奪うような状態では、吠えるのも無理はありません。

無駄吠えをやめさせるためのしつけとは?

それらを排除したうえで、無駄吠えをやめさせるためのしつけですが、わがままからくる、不満、要求のために吠える場合、吠えるたびにその要求に応えたり、根負けして結局言いなりになったりするようでは吠えやむことはありません。それどころか余計にひどい状態になることもあります。

このような場面で無駄吠えをするようなときは、飼い主の行動を根本的に見直す必要があります。何事も犬の思うとおりになると思わせないこと、家族みんなで一定の対応をするよう申し合わせておくことなどを念頭に置いてください。

おねだり吠えが始まったら徹底的に無視するか、クレートやハウスに入れたり部屋にいる家族全員が部屋から出てしまうなど、吠えている間は要求が聞いてもらえないことを教えなければなりません。

無駄吠えが多い犬種とは?

一般的に、ダックスフンドやビーグルは狩猟犬だったこともあり、無駄吠えが多い犬種だといわれています。また、チワワやポメラニアンなどの怖がりな小型犬や、ヨークシャテリアなどの気性が荒いテリア種は無駄吠えが多いといわれます。

ただし、飼育環境によっても異なりますので、飼う際には犬種で決めつけないようにしてください。また、小さい時から無駄吠えなどなかった子でも、大人になってから、何かのきっかけで無駄吠えが始まることもあります。いずれにしろ、原因を丁寧に探ることが大事です。

3.無駄吠えを止めるための道具・グッズ

無駄吠えを止めるための道具、グッズの注意

無駄吠えを止めるための道具・グッズはいろいろなものが販売されています。基本的には、
吠える→不快な刺激→吠えやむ
という条件付けをしていくものですが、何にでも効果があるわけではありませんので注意が必要です。

首輪タイプのグッズ

首輪タイプのグッズは首輪にセンサーがあり、吠えると微弱な電流や低周波パルスが発生し、それが犬を驚かせる(または不快にさせる)ことで吠えるのをやめさせます。同じ首輪型でも、センサー式でなくリモコン操作で警告音や電流、振動を与えるタイプもあります。こちらは誤作動などがなく、確実に無駄吠えを狙って刺激を与えることができますが、飼い主がずっと見張ってなければなりません。

置き型タイプのグッズ

置き型タイプは、ペットの嫌いなにおいを出すスプレーです。物理的に吠える(または噛む)のを防止するためにはマズル(口輪)が使われますが、これは一時的な対処法と考えたほうがよいでしょう。

アプリ

無駄吠えを察知して、犬の嫌いな周波数の音を出すアプリも発売されています。これらのグッズは、夢中で吠え続ける犬を我に返らせるのに有効ですが、刺激に慣れてしまったり、強すぎて恐怖感を植え付けたり、飼い主との関係が悪化したりとうまくいかないこともあります。

なぜ吠えているのかをくみ取ってやり、愛情をもって対応することが大変重要なので、あまりこのようなグッズだけに頼らないようにしましょう。

この記事は、いぬのきもち相談室の獣医師が執筆しています。

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