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犬の「尿漏れ」はメス犬に多い? 加齢や手術で起こることも

シニア犬が今まで寝ていた床やベッド、ソファにシミができているのは、犬のよだれでなく「尿もれ」かもしれません。尿もれはニオイが気になったり、飼い主さんのお掃除の負担やお世話の方法に関わってきます。犬の尿もれケアについていぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。

犬の尿もれは避妊手術をした大型犬のメスに多い

獣医師監修:犬の「尿もれ」どうすればいい?
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
尿もれは「尿失禁」ともいい、自分の意志とは関係なく尿がもれてしまうことと定義されていて、病気として扱われることもありますが、加齢による生理機能の低下という側面もあります。

尿もれは、性別に関係なく起こりますが、男のコはまれで、女のコの方が多いとされており、避妊手術を行った大型犬の女のコでは、5~20%の発症率(文献にもよります)があるといわれています。

メス犬の尿もれは主に性ホルモンや肥満、加齢で起こる

獣医師監修:犬の「尿もれ」どうすればいい?
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メス犬の尿もれの理由は、避妊手術により性ホルモンのエストロジェンの分泌が減り、膀胱括約筋が緩むことで起こるとされていますが、はっきりとは解明されていません。

避妊後のメス犬で見られる尿もれ(ホルモン反応性尿失禁)のほかにも、肥満や加齢によって筋肉や神経のコントロールが衰えることで起こる尿もれもあります。
また、病的な要因によっても尿もれが起こることもあるため、突然愛犬が尿もれするようになった場合は必ず動物病院を受診するようにしましょう。

犬の尿もれケアの方法

獣医師監修:犬の「尿もれ」どうすればいい?
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尿もれで床やベッドが染みてしまう際には、ペットシーツを敷きつめたり、嫌がらないのであればオムツを使うのも方法の1つです。

ただし、オムツをつけたままにすると、皮膚のかぶれや陰部の炎症を起こすことがあるので、1日中使用する必要があるのか、寝ている時だけでよいのかなど、愛犬の症状に合わせて使い分けましょう。

投薬の必要性やケアの仕方など、かかりつけの先生ともよく相談しながら適切な管理をしていってあげましょう。

寝ている間、おしっこの後、立ち上がったときなど、愛犬が尿もれしやすいタイミングをわかっておくと、オムツやマナーパンツ、防水シーツ、洗えるペットシーツといった便利グッズの使い分けに役立つので、お世話の参考にしてみてくださいね。

監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生
文/maki
構成/いぬのきもちWeb編集室
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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