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オス犬とメス犬の違い、顔立ちや性格は?|獣医師監修
オス犬とメス犬に骨格や筋肉量の違いはあるの?
白山先生:
「一般的にオス犬は骨格が大きく、がっしりとした体つきです。メス犬は小柄な体格である傾向があります」
――では、筋肉量や体脂肪率に違いはありますか?
白山先生:
「オス犬は縄張り争いのための攻撃力や『強さ』をアピールする必要があるため、筋肉が発達していて、がっしりとした体つきになっています。
メス犬はオス犬に比べると筋肉量は少なく、体脂肪率は高い傾向にあります」
顔立ちやその他の違いはある?
白山先生:
「オス犬はあごの筋肉が発達し、キリッと凛々しい顔つきであることが多く、メス犬は穏やかでやさしい顔つきをしている傾向があります」
――筋肉量などの違いで顔つきの傾向も違うのですね。ほかに違いがあるところや注意するべき点はありますか?
白山先生:
「もちろん個体差はありますが、性別による性格の傾向にも違いが見られます。
オス犬は上下関係や縄張りに対する意識が高く、そのため攻撃性やマーキングなどの行動が問題となることも。
メス犬は強いオスを慎重に選ぶ必要があり、子を守り育てるという使命があるため、保守的であったり神経質だったりする傾向があります」
オス犬とメス犬の体重管理で気をつけたい点
白山先生:
「筋肉量が多いオス犬は基礎代謝も高いため、1日に必要なエネルギー量も多くなる傾向があります。体重にあった量のフードをしっかりと与えてあげましょう。
ただし、去勢手術を行った後は、ホルモンバランスの変化の影響で太りやすい傾向がありますので、愛犬の体重の変化に注意しながら調節していくことが必要です。
メス犬はオス犬に比べて筋肉量が少ないことが多いので、1日に必要なエネルギー量は少ない傾向にあります。少食気味なコや偏食気味になるコもいるため、おやつなどを与えすぎないように注意しましょう。
ただし、避妊手術後は食欲が増進する場合があります。体重を定期的にチェックしながら適正体重を保てるように、フードの量や内容を調節してあげるようにしましょう」
取材・文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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