1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. しぐさ・生態
  4. 行動
  5. 飼い主のあとをついて回る「ストーカー犬」 注意が必要なケースも

犬と暮らす

UP DATE

飼い主のあとをついて回る「ストーカー犬」 注意が必要なケースも

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

飼い主さんのあとをついて回る犬について、飼い主さんの間では「ストーカー犬」という愛称で呼ばれているようです。その姿は可愛いと捉えられているようですが、犬のどのような心理が考えられるのでしょうか。

今回、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。

飼い主さんのあとをついて回る犬の心理は?

見つめる犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

——飼い主さんのあとをついて回る犬は、どのような心理だと考えられますか?

岡本先生:
「いくつか考えられます。たとえば…

  • 群れで行動する犬の本能
  • 飼い主さんが何をしているか気になる
  • 飼い主さんと一緒にいたいから
  • 散歩や食事への期待
  • 一緒にいないと不安だから

などの犬の心理が考えられるでしょう」

飼い主さんのあとをついて回るのは、分離不安の可能性も

寝そべるミニチュア・ダックスフンド
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

——飼い主さんのあとをついて回る犬の心理は、さまざまあるのですね。そのなかでも、飼い主さんがいない不安感からそうした行動を見せるというのは、心配ですね。

岡本先生:
「そうですね。飼い主さんが外出したり、室内で姿が見えなくなると一時的に寂しさを感じたり、不安な気持ちが強くなって犬が自分自身をコントロールできなくなることがあります。これを、分離不安といいます。

下記のような犬の行動が見られたら、分離不安が疑われるかもしれません。

  • 飼い主さんがトイレやお風呂、違う部屋に行ったときにずっと鳴く
  • 不安な気持ちから、おりこうに留守番ができない(イタズラをしたり、吠え続ける等)

また、下痢や嘔吐などの体調不良、体の震え、足やしっぽを血が出るまで噛んだり舐めたりするといった問題行為が見られる場合も、分離不安の疑いがあります。

体調に異変をきたしている場合、動物行動学と獣医療の両面から診察して治療を行う薬物療法や行動療法を取り入れて、不安の軽減や問題行動の軽減・改善を目指します」

分離不安の犬に対して、飼い主さんができることは?

見つめるボロニーズ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

——分離不安の可能性がある犬に対して、飼い主さんができる対応を教えてください。

岡本先生:
「まずは、日頃からケージやクレートに入ることに慣らす練習が必要でしょう。

そして、最初は数分からでもいいので、1頭でいてもおりこうにできる訓練をしてみてください。飼い主さんが別の部屋に行き、鳴き止んだタイミングで褒めてご褒美をあげる練習を繰り返すことで、飼い主さんがいなくても1頭で過ごす時間に慣れさせましょう」

——飼い主さんのあとをついて回る犬への上手な接し方はありますか?

岡本先生:
「愛犬がついて回ってくることに、過度に反応しないことが大切でしょう。また、飼い主さんのタイミング、飼い主さん主導でスキンシップをとることを意識してみるといいと思います」

見つめる犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

犬が飼い主さんのあとをついて回るのは、本能的な行動や好奇心の場合もあれば、不安からくる行動の場合もあるようです。

もし愛犬に分離不安が疑われる場合は、かかりつけの獣医師に相談してみるとよいかもしれません。

(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/柴田おまめ

CATEGORY   犬と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る