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ほかの犬に吠える、1頭につられてもう1頭も吠え始める……散歩の困りごと解決策

散歩中に愛犬がしてしまう困った行動に悩んでいる飼い主さんは多いもの。今回は、「散歩中にほかの人に吠えてしまうケース」と、「多頭飼いで1頭が吠えるともう1頭も吠えてしまうケース」の対応策を、しつけインストラクターの井原 亮先生に伺いました。
撮影/佐藤正之
撮影/佐藤正之

Q. ほかの犬に吠えることがあります。 相手の犬に申し訳ないです。 どう対処すればいいでしょうか?

A.すみやかに離れて、ほかの犬と会わせないように工夫を
ほかの犬に吠えた場合は、おやつなどで誘導し、すみやかに相手の犬から離れます。ふだんから、ほかの犬に対面しないよう散歩の時間帯を変える、公園などできるだけ見通しのきく道を選んで散歩し、飼い主さんが愛犬よりも先にほかの犬の存在に気づいてコースを変えるなどの工夫を。まずは、「ほかの犬に吠える」という行動を愛犬に繰り返させないことが大切です。
1.ほかの犬を見かけたら、愛犬が吠える前に回避します
1.ほかの犬を見かけたら、愛犬が吠える前に回避します
2.握りこんだおやつのニオイで愛犬がほかの犬と対面しないよう誘導します
2.握りこんだおやつのニオイで愛犬がほかの犬と対面しないよう誘導します
3.ほかの犬が去るまで吠えずにいられたら、アイコンタクトし、「イイコ」とほめ、おやつを与えます
3.ほかの犬が去るまで吠えずにいられたら、アイコンタクトし、「イイコ」とほめ、おやつを与えます

Q.2頭いっしょに散歩していて、1頭が吠えると、もう1頭もつられて吠えることがあるので困っています……

A.1頭ずつ散歩して、うまくできたら2頭いっしょの散歩に
1頭ずつ散歩し、「ほかの犬に吠える」という行動を繰り返させないようにして、うまくできたら2頭の散歩へ。犬によって散歩量やペースはさまざまなので、遅いペースの犬に合わせたり、散歩量が多い犬は別途単独で行くなどの工夫も必要です。
まずは1頭で上手に散歩できるように
まずは1頭で上手に散歩できるように
1頭でうまくいったら、2頭での散歩へ
1頭でうまくいったら、2頭での散歩へ
散歩のメリットは、単に運動することによる健康維持だけではありません。外の空気に触れ、風やにおいを感じることは犬にとって大切な刺激であり、楽しみでもあります。また、万一の防災避難のときのためにも愛犬を外の環境に慣らしておくことはとても重要です。根気よく、慣らしていきましょう。
お話を伺った先生/しつけインストラクター、SKYWAN! DOG SCHOOL代表 井原 亮先生
参考/「いぬのきもち」2018年6月号『散歩のお悩み、なんでも答えます♪』
撮影/佐藤正之
文/いぬのきもち編集室
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