犬と暮らす
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体調を崩した姿を見て、心配に? 飼い主を気遣う犬の行動から読み取れる心理|獣医師解説
家族が元気になり、ホッとしてアゴ乗せ
飼い主さんが回復するとその様子を見てホッとしたのか、ジロウちゃんは「アゴ乗せ」をしてきてくれたのだそうです。
「ジロウはこちらが思っている以上に、『家族の様子がいつもと違う』と感じ取っていたようで、驚きました。ジロウまで体調を崩さないようにゴハンをきちんと食べてほしかったので、『あまり心配をかけないようにしなければ!』と思いましたね」
ほかにも、「家族思いだな」と思えるジロウちゃんの行動があるといいます。
「家族の誰かが口喧嘩を始めると手や体で争いを止めようとしたり、機嫌の悪い人のところへ自分の枕をくわえてしっぽをフリフリしながらグイグイ押しつけて、ご機嫌取りをしてくれたり…なんかもしますね」
【獣医師解説】飼い主さんを気遣う犬の心理とは?
「犬はもともと群れで生活する生き物で、仲間の様子を気にして行動したり、空気を読む習性があります。
特にいつも頼りにしている飼い主さんの弱った様子を見て、不安になったり、励まそうとしているのだと思います。また、飼い主さんの元気がない様子を見て、一緒に気持ちが沈んでしまうコもいます。
飼い主さんのことを気遣うような行動を見せる犬には、自立心や独立心の強いコよりも、家族とのコミュニケーションを大切にしているコに多い傾向がありますね」
愛犬の優しさを感じたときには、飼い主さんも「ありがとう」の気持ちを伝えてあげましょうね!
写真提供・取材協力/Instagram(@akitainu_jiroさん)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文・構成/柴田おまめ
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