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体調が悪い飼い主さんに「ぬいぐるみ」をお届け! 犬の行動から読み取れる心理|獣医師解説
Twitterユーザーの@suzuki_kuritaroさんも、愛犬・栗太郎くん(取材当時4才)の優しさを感じた出来事があったそうです。
片頭痛がひどくて横になってる飼い主さんを見た、栗太郎くんの行動は?

そんな飼い主さんの様子を見た栗太郎くんは、「様子がいつもと違う」と感じ取ったのか、少し離れたところから見守っていたのだそうです。
そして、飼い主さんが横になって30分程が経過したときのことです。飼い主さんの頭に何か降ってきて、ビックリして顔を上げると、かたわらに転がる「お寿司のぬいぐるみ」と、笑顔の栗太郎くんが目に入ったのだとか!
「以前私の体調が悪かったときも、栗太郎は私の様子を見にきてくれたことはありましたが、お見舞いにぬいぐるみを持ってきてくれたのは初めてでした。
ふだん栗太郎は絶対にオモチャを貸してくれないので、『栗太郎なりに心配してくれたんだろうな』と感じて嬉しかったですね」
「お寿司」をチョイスした理由が可愛い

「栗太郎はお寿司で遊ぶことは滅多にないので、恐らく自分のお気に入り以外のオモチャの中から適当に選んだんだと思います(笑) 偶然にもお見舞い向きなオモチャだったので、見た瞬間笑ってしまいましたね」
栗太郎くんの優しさを感じた出来事はほかにも!
「栗太郎は、私や主人が疲れていそうな気配を察すると、体をぎゅうぎゅう押し付けてきて『なでていいぞ!』と癒しの押し売りをしてくれます(笑)
散歩中にときどき振り返って、飼い主がはぐれていないか確認してくれる、なんてこともありますね」
【獣医師解説】体調が悪い飼い主さんにぬいぐるみを届ける犬の心理
「いつもと違う飼い主さんの様子を感じ取って、栗太郎くんなりに元気づけようとしてくれたのではないでしょうか。『いつもみたいに遊ぼう!』『おもちゃ楽しいよ!』という気持ち、あるいは『かまってほしい』という気持ちで、持ってきてくれたのかもしれませんね。
また、栗太郎くんは自分のお気に入りではないぬいぐるみを選んで飼い主さんに渡したそうですが、『自分のお気に入りのものはやっぱり譲れない』という行動から、とてもしっかりした性格のコだなと感じました。飼い主さんのほかのエピソードからも、リーダーシップのあるお兄ちゃんタイプのコなのかな、と思いました」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文・構成/柴田おまめ
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