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夏におしっこの量や回数が変わる? 少ない、多い? 愛犬の尿の異変と対処法

愛犬のおしっこの量や回数がいつもと違うときはどう対処したらよいのでしょうか。水を飲まなくておしっこが少ない場合も多飲多尿の場合も飼い主さんは心配ですよね。

「暑い季節に起こりやすい、犬の尿の異変」について、いぬのきもち獣医師相談室の藤井亜希奈先生が解説します。

夏に犬のおしっこが少なくなる理由

夏におしっこの量や回数が変わる? 少ない、多い? 愛犬の尿の異変と対処法 いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
夏に犬のおしっこの量が少なくなる理由としては、気温の変化に伴って食欲がなくなると飲水量も少なくなることがありますが、このとき体が脱水を起こさないように濃いおしっこを少量するようになるからです。

この体の仕組みは腎臓が正常に働いている証拠ですが、尿の量が少なくなることで、いつものタイミングでトイレに行ってもおしっこをしないことがあるかもしれません。

おしっこの回数や量が少ないときの対処法

夏におしっこの量や回数が変わる? 少ない、多い? 愛犬の尿の異変と対処法 いぬのきもち
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夏に愛犬のおしっこの回数や量が少ないときは、まず熱中症対策を行いましょう。

(例)
  • 室内の温度や湿度の管理を行う

  • 清潔な水がいつでも飲めるようにして、お水の器が空にならないように気をつける

  • 主食がドライフードの場合は、水分を多く含むウェットフードを混ぜて与えるなど

犬に水分を摂取させるコツ

犬に水分を与える方法として、ペースト状の犬用のおやつなどを水やぬるま湯に溶かしたり、ささみの茹で汁などを与えると好んで飲む場合があります。

市販のペット用経口補水液のような飲み物を与えてもよいでしょう。

夏に犬のおしっこが多くなる理由

チワワ
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次に夏に犬のおしっこが増える場合です。
基本的には、気温が高くなるにつれて飲水量は自然と多くなるコが多いです。

飲水量が多くなれば排尿量も多くなるため、夏におしっこの回数や量が増えるのは自然なことです。

多飲多尿が病気かどうかを見極めるポイント

愛犬に多飲多尿がみられるとき、暑さによるものなのか病気なのかを心配される方もいると思いますが、病的な多飲多尿というのは飲水量も排尿量も増えるので、1日に与えた飲水量を計ることで判断することができます。

ただし、排尿回数(量ではなく、回数がポイントです)が増える疾患として、膀胱炎や膀胱結石などの下部尿路疾患やマーキング、ストレス行動の一部などもあることから、自己判断せずに獣医師に相談することが大切です。

おしっこの回数や量が多いときの対処法

トイプードル お水
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愛犬のおしっこの回数や量が多いときは、24時間の飲水量を計った上で獣医師に相談しましょう。

「飲水量が多い」と来院される飼い主さんもいますが、実際にどの程度水を飲んでいるのかを把握できていないケースが多いです。

普段から愛犬の飲水量を知ることで状態の変化をよく観察することができるので、是非1日の飲水量を計ってみてください。

状況次第では、尿検査や総合的な検査を行うことで病的かどうかの判断をすることもあります。尿の異変があった場合は、まず動物病院へ相談することが大切です。

暑くなり、愛犬のおしっこの量や回数が気になる方は参考にしてください。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・藤井亜希奈先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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