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犬の健康に逆効果!? 知っておきたい「やりすぎなお手入れ」「適切なお手入れ」のボーダーライン

犬を飼ううえで必要なことの1つが、シャンプーや耳掃除などのお手入れ全般です。お手入れは愛犬の健康に直結することですが、やりすぎはNG!過剰なお手入れを続けると、愛犬の体に悪い影響が出てしまうことも……。
そこで今回は、「やりすぎお世話」と「適切なお世話」のボーダーラインを解説します。

外から帰るたびにシャンプー液で足を洗う

Mix(小型犬)のコタロウくん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
足を清潔に保つことは大切ですが、外から帰宅するたびにシャンプーするのは、過度なお世話です。足はきれいになるかもしれませんが、皮膚のうるおいがなくなることでバリア機能が低下し、皮膚病の原因になるケースがあります。

そのお世話、このくらいならOK!

散歩帰りの汚れは、ペット用のウエットシートで拭き取るだけでOK。洗う場合は水洗いのみにして、被毛はしっかり乾かしましょう。また、爪や肉球からはみ出している被毛を短く切っておくと、足に汚れが付きにくくなります。

週に1回以上シャンプーをする

Mix(中型犬)のあおくん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
獣医師に指示された場合は別ですが、基本的に週1回のシャンプーはやり過ぎです。足の洗いすぎと同じく、皮膚を守るために必要な皮脂が洗い流されてしまうことで、皮膚病を誘発するおそれがあります。

そのお世話、このくらいならOK!

シャンプーは、夏なら2~3週間おき、冬なら月に1回程度で十分です。それ以外で体が汚れた場合は、タオルなどで拭くかブラッシングで落としましょう。

排せつのたびにお尻周りをしっかりと拭く

マルチーズのチノちゃん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬の皮膚は、人の皮膚と比べると薄くて繊細です。排せつのたびにデリケートな部分をゴシゴシと拭くと、肛門周辺のケガにつながります。また、痛みを伴う拭き方をすると、犬が怖がってお手入れが嫌いになってしまうこともあるので、気を付けましょう。

そのお世話、このくらいならOK!

デリケートな部分が汚れている場合は、ペット用のウエットシートでそっとあてるように拭く程度に。汚れにくくするために、お尻周りの被毛を短く切っておくのもおすすめです。

毎日綿棒で耳掃除をする

ゴールデン・レトリーバーのウィルくん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
そもそも、健康な犬に毎日の耳掃除は必要ありません。病気がなければ、犬の耳の中は耳アカで汚れることがないのです。
そして犬の耳掃除が必要な場合でも、綿棒を使うのはNG。耳を傷つける原因になるため、やり過ぎなお世話だといえます。

そのお世話、このくらいならOK!

健康なら耳掃除をする必要はありませんが、耳の中をこまめにチェックするのは忘れずに。耳アカが出ていたり変なニオイがしたりなどの異常がある場合は、自己判断せずに動物病院で相談をしましょう。
よかれと思ってやっていたお手入れが、実は愛犬の健康を害していたなんてことのないよう、いつものお手入れがやり過ぎていないかどうか、今一度見直してみませんか?
参考/「いぬのきもち」2018年12月号『がんばりすぎ、はりきりすぎは、かえって愛犬の体に悪影響かも……やりすぎお世話のボーダーライン』(監修:しつけスクール「Can!Do!Pet Dog School」代表 西川文二先生、ぬのかわ犬猫病院中田分院院長 石田陽子先生)
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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