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【犬の遊び方】お悩みを解消!シーン別遊び方をご紹介
愛犬との遊び方に悩んでいる飼い主さんって、実は結構多いんです。子犬とシニア犬では遊び方は異なりますし、状況によっても遊び方は違ってくるでしょう。そこで今回は、遊び方にまつわる悩みをピックアップし、それぞれに合わせた遊び方などをご紹介します。
【犬の遊び方】子犬期

飼い始めたばかりで遊び方がわからない!
初めて犬を飼ったという人のなかには、愛犬とどう遊んだらいいかわからないと悩んでいる人も多いでしょう。しかし、飼い始めたばかりの子犬と遊ぶことは、強固な信頼関係を築くためにも欠かせません。まずは簡単な遊びからで良いので、少しずつ遊んであげましょう。
1:引っ張りっこ遊び
①愛犬の体格に合わせた引っ張りやすいロープのおもちゃ等を用意し、愛犬と一緒に引っ張りっこします。おもちゃを床に這わせるように動かすと愛犬の狩猟本能をくすぐり、より楽しませることができますよ。
②愛犬が低くうなったり、噛んでいるおもちゃを左右に振ったりしたら興奮のピークなので、クールダウンさせましょう。このときは愛犬に手からフードなどをあげて、「ちょうだい」と言っておもちゃと交換します。これが上手にできたら「いい子」と褒めて、愛犬が落ち着いたころに遊びを再開しましょう。
2:知育おもちゃ遊び
①知育おもちゃの中にフードを数粒入れ、それを愛犬の前でひっくり返してフードを出すことで「この穴からフードが出る」ということを見せます。
②知育おもちゃを渡して自由に遊ばせましょう。「どうやったらフードが出るのか」頭を使うので愛犬の満足感もアップしますよ!
3:足くぐり遊び
①飼い主さんがフードを手に握って愛犬の鼻先にその手を持って行き、匂いを嗅がせます。
②ひざを立てて座り、足の下を愛犬がくぐれるよう、フードを握った手を動かして愛犬を誘導します。上手にできたらほめてあげて、握っているフードを与えましょう。
子犬や若い犬はエネルギーが有り余っています。一緒に遊んであげれば「飼い主さんは楽しい人」と思うようになって、大好きになります!甘噛みの予防につながることもあるので、積極的に遊んであげましょう。遊びながら「ちょうだい」のしつけも一緒にするのがおすすめですよ。
【犬の遊び方】雨や雪でお散歩に行けない時の室内遊び

お散歩がわりに30分~1時間を目安に室内遊びを
雨や雪などで満足にお散歩に行けないと、運動不足になったりストレスがたまったりと、犬にとって良いことはありません。そんなときは、家のなかで一緒に遊んでストレスを発散させてあげましょう!それでは、外に行けない日におすすめの遊び方をご紹介します。
1:ボールdeカーリングごっこ
①まずは、床にビニールテープやガムテープなどを貼って円を作ります。この円の大きさによって難易度が変わるので、初めての時は大きめに作っておくといいでしょう。
②愛犬に「マッテ」をさせて、飼い主さんは床に作った円の枠内にむかってボールを転がします。これと同時に「マッテ」を解除してゲーム開始!
③ボールが円の枠内に入る前にボールをキャッチされたら愛犬の勝ち!ご褒美のフードとボールを交換し、これを繰り返します。「5回取られたら好きなおやつをあげる」などのルールを設けてみてもいいかもしれませんね!
2:ねじねじ輪くぐり
①長めのロープのおもちゃを用意し、それをねじって輪を作って愛犬の前にぶら下げます。
②ロープを持っていない方の手で、愛犬の好きなフードやおやつを持ちましょう。その手の匂いを嗅がせてから輪の反対側にその手を持って行き、「ジャンプ!」といって愛犬を誘導してロープの輪をくぐらせましょう。
この遊びは難易度が高いので、上手にできたら褒めてフードやおやつをあげてもいいですね。
3:ゆうわくわくわくゲーム
①愛犬に「おすわり」と「マッテ」の指示を出します。
②愛犬にこの「おすわり」と「マッテ」の状態をキープさせたまま、わざと目の前で好きなおもちゃを転がしたり、好物のおやつの袋の音を立てたりして愛犬を誘惑します。
③このようにして誘惑しても「マッテ」の状態をキープ出来たら、しっかりと褒めてフードを与えましょう。愛犬が誘惑に負けてしまったら、また①からやり直し。
この遊びは「マッテ」のトレーニングにも使える遊びなので、「マッテ」が苦手ならトレーニングの一環としてやってみるのがおすすめです。
【犬の遊び方】シニア犬

遊びを通して適度な刺激を与える
7歳を過ぎてシニア犬の仲間入りをすると、家の中にいても寝ている時間が増えるなど、行動に落ち着きが見られるようになります。そのため飼い主さんからすると、どう遊んであげたらいいかわからないという時期でもあります。
しかし、寝ているからと構ってあげないと、シニア犬はどんどん老け込んでしまうことがあると言われており、一緒に遊んで生活に適度な刺激を与えることは、シニア犬にとって非常に重要なことです!愛犬の体に負担をかけない程度に一緒に遊んであげることを心がけ、愛犬の心をワクワクさせてあげましょう!それでは、シニア犬におすすめの遊び方をご紹介します。
1:穴からコンニチワ
①適当な大きさの段ボールに愛犬の鼻先が入るくらいの穴をいくつか開け、一つだけ「正解」の穴を作っておきます。
②愛犬の前にその段ボールを置いて、鼻先を入れるのを待ちます。
③愛犬が「正解」の穴に鼻先を入れたら、ご褒美のおやつかフードをあげて褒めてあげましょう!
2:おやつがあるのはどのコップ?
①おやつと紙コップを4つ用意し、紙コップは伏せておきます。
②愛犬の前で、伏せた紙コップの底の部分におやつを乗せます。
③上からコップをかぶせて見えないようにします。(4つあった紙コップを2つにするように重ねます。)
④紙コップをシャッフルし、どちらの紙コップにおやつが入っているかニオイを嗅がせながら当てさせましょう。正解したら褒めてあげて、そのおやつを与えてください。
3:箱に何をしたらいいのかな?
①段ボールなどの箱を用意して、愛犬が興味を持つように「よし!」「いいよ!」など、まずは何をやっても褒めてあげましょう。倒しても、くわえても、匂いを嗅ぐでもいいので、愛犬を褒めます。
②愛犬の行動がパターン化したら、違う行動をするまで待ちます。違う行動をしたら褒めておやつをあげましょう。
こうすることで、「次は何をやったら褒めてくれるんだろう」と考えるようになり、愛犬の想像力を引き出すことができます。
【犬の遊び方】こんなときはどうしたらいい?

おもちゃで遊んでいるのに飼い主さんの手を噛んでくる
愛犬とおもちゃを使って遊んでいたら、エスカレートして飼い主さんの手を噛んできた!ということは、案外多いかもしれませんね。まず、使っているおもちゃが小さすぎないかをチェックしましょう。小さいおもちゃで遊んでいると、どうしても飼い主さんの手にガブっと噛み付いてしまいやすくなります。ある程度の長さや大きさのあるおもちゃを使って、「おもちゃを介して遊ぶこと」を徹底してみると良いでしょう。
はしゃいだり興奮したりがおさまらない
犬が遊びに夢中になると、興奮スイッチが入って飼い主さんの言うことをきかなくなることも。遊びの途中で、飼い主さんが「マテ」「ふせ」などの指示を出してそれに従うよう、クールダウンする時間を作ると良いでしょう。主導権を犬に握らせないようにすることが、必要以上のはしゃぎや興奮を防ぐポイントです。
年齢や状況に合わせて遊び方を変えるのが大切
子犬とシニア犬では、基本的な遊び方が異なります。もしシニア犬や病気をしている犬に対して子犬やアダルト犬と同じような遊び方をさせてしまうと、怪我などの原因に繋がることも考えられますので注意しましょう。
愛犬の年齢や状況、また性格なども考慮しつつ遊び方を選んであげると、より楽しい時間が過ごせますよ!ぜひ実践してみてくださいね。
参考/「いぬのきもち」18年2月号『筋トレ&脳トレができる 冬のおうち遊び』(監修:Can!Do!Pet Dog School専任インストラクター 川原志津香先生)
「いぬのきもち」15年11月号『1歳までの絆の作り方・1歳からの絆の強め方』(監修:Can!Do!Pet Dog School 代表 西川文二先生)
「いぬのきもち」特別編集『7才を過ぎても愛犬が元気』(監修:Can!Do!Pet Dog School 代表 西川文二先生)
監修/いぬのきもち相談室獣医師
文/hasebe
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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