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子どもを愛犬の前で叱るのはNG行為!愛犬との生活で気を付けたいこと。

叱る行動が悪循環を生んでいるかも?

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犬が好ましくない行動を取るたびに叱っているのに、その行動を止めなかったり、逆にその行動を喜んでやっていたりなんてことありませんか?それは、飼い主さんが叱っている行為を、犬はごほうびと捉えているからかもしれません。

たとえば、玄関チャイムの音に反応し、吠えるとき。大きな声でワンワン吠えるたびに、大きな声で「うるさい!」と叱っていませんか?その行動は犬にしてみれば「飼い主さんも一緒に吠えてくれている!」「応援してくれている!」と勘違いしているかもしれません。

犬は、飼い主さんに反応してもらうのが大好きです。イタズラをしたときに「ダメって言ったでしょ」など声をかけながら後始末をすると、犬は「一緒に遊んでいる」と勘違いします。そして関心をひくために、さらなるイタズラをしはじめるでしょう。

「叱ること」への心構え

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その1:叱ることは大事なコミュニケーション

「叱る」行為は、人にとって好ましくない行動や行為を犬が取ったときに、犬に対して「これは違うよ」と感じてもらうためのアクション。つまり、人と犬との大事なコミュニケーションのひとつです。

その2:叱り方

もし叱る場合は、以下のことを意識するようにしましょう。

・いつ
好ましくない行動をした瞬間に(可能ならば1秒以内)
・どこで
好ましくないことをした場所で
・何を
犬の行動や行為に対して
・どのように
決して感情的にならず「その行動はいけないこと」だと犬に伝わるよう、言葉や合図で

その3:大切なポイント

感情的に叱ったり、恐怖を与えたりしてはいけません。また、褒めていると勘違いさせる行動も控えましょう。最悪叱らなければいけないケースをあらかじめ想定し、家族内で叱る基準を統一しておきましょう。

子どもを犬の前で叱ってはダメ!

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人間の子どもも、時にはいけないことやイタズラをしますよね。そんなとき親は、その行為を見つけた瞬間に子どもを叱ります。しかし、気持ちを落ち着かせて周りを見てください。愛犬がそのシーンを見ていませんか?

父や母が子どもを叱ってしまうと、犬からすると「自分は叱られていない」と認識してしまい、頭の中で「犬→子ども」という序列が生まれてきてしまいます。できれば子どもを叱るときは、犬から見えないところで叱るようにしましょう。

叱り方を統一しよう!

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声のトーンを落として、言葉や合図で「その行動は間違っている」と伝えることが大切です。叱るときに犬名を言う人がいますが、続けていると「犬の名前=叱られる合図」となってしまうのでやめましょう。また、子どもでもできる「ダメ」のサインをあらかじめ決めておくと、家族で同じ態度で叱ることができるので犬は混乱しません。分かりやすいサインで正しく叱ると、犬の理解も早くなりますよ。
序盤にお伝えした通り、「叱る」ことも犬とのコミュニケーションの一つです。しかし、頭ごなしに叱るのは厳禁!愛犬との関係にヒビが入ってしまうかもしれません。まずは飼い主さんの視点を変えて、できれば正しい行動をほめながらしつけていくのがベターですよ。
出典/「いぬのきもち」18年3月号『愛犬を幸せにする三人の神様とダメにする一人の悪魔のお話』(監修:東京大学付属動物医療センター行動診療科 獣医師 菊池亜都子先生、ラ・アンベリール オーナー 櫻井陽道先生)
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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