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薬嫌いにさせないために!犬に薬を飲ませる正しい方法とは?
薬の上手な飲ませ方
まずは、以下のの3点を意識して飲ませてみましょう。
(1)鼻先を上に向けて、上あごを開けます。
(2)錠剤はできるだけ喉の奥の方へ入れます。
(3)口を閉じたら、ゴクリと飲み込むまで上を向かせておきます。
それでも大きすぎて上手に飲めない場合で、おやつなどを食べてもいいのであれば、一回で飲み込めるくらいの少量のおやつに混ぜて与えてみましょう。砕いて与えるタイプのお薬のように割線が入っていれば手で割ることができますが、薬を砕くピルクラッシャーを使えば、もっと小さく砕くことができますよ。
ただし、砕いたことで苦くなってしまうこともあるため、愛犬が薬嫌いになってしまわないように注意しましょう。飼い主さんが色々工夫しても薬が飲めないようなら、獣医さんに相談してみてくださいね。
いつも食べているフードには混ぜない
警戒して食べなくなる可能性があるので、薬を混ぜたフードやおやつをいきなり与えたり、いつも食べているフードに薬を混ぜたりするのはNGです。愛犬に警戒されないためにも、最初の何回かは薬が入っていないものを与えましょう。普段しつけている「おすわり」などのコマンドに従ったら与えるのも一つの方法です。薬を与えるときは、お気に入りのおやつなどを特別に使ってみるのも良いかもしれませんね。投薬専用のおやつも発売されているので、それらを利用してみるのもオススメです。
お腹の調子が悪いときの薬の飲ませ方
薬はおいしいものにくるんで飲ませるのが良いとされていますが、愛犬のお腹の調子が悪いときは、くるむ食材には気をつけましょう。特に、今まで与えたことのない食材は避けるべきです。缶詰のようなウエットタイプのフードのほうが薬をくるみやすいので、一口分くらいの量に薬を入れて飲ませてあげましょう。
動物病院では、消化器症状があるとき用の缶詰を出してもらえることもあります。どうしても困った時には、相談してみるのも一つの手です。もし愛犬が警戒して薬だけをはじいてしまう場合は、直接口の中に入れなければなりません。上手に飲ませられないときも同様に、動物病院で教えてもらうと良いでしょう。
薬を飲む必要性を知っている私たち人間でさえ、大きな錠剤が喉を通っていく感覚は不快に感じるものです。一方で、愛犬は薬を飲む理由が分かりません。そんな状況で無理に飲ませるのですから、薬嫌いになってしまうのも納得かと思います。しかし工夫次第では、上手に錠剤を飲ませることもできるので、ぜひコツを抑えてトライしてみてくださいね。
出典/いぬのきもち WEB MAGAZINE 獣医師が答えるQ&A
文/ishikawa_ A
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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