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子犬の「オテ」初成功の瞬間にキュン! 犬はオテなどのコマンドをどう認識している?|獣医師解説

飼い主さんがきなこちゃんの目の前に手を差し出すと…
「オテ」初成功の瞬間が可愛い

きなこちゃん、上手に「オテ」ができたようです♪
きなこちゃんの可愛らしい姿は、見ていて癒されますね!
「オテ」初成功の瞬間について、飼い主さんに話を聞いた!

「きなこは食いしん坊なコです。おやつを見せながら練習していたので、『オテ』を覚えるのは比較的早かったです。
初めてきなこが『オテ』をしたとき、私は嬉しくて興奮しすぎてしまって。それがきなこにも伝わったのか、動画の後半はワチャワチャしていましたね(笑)」
【獣医師解説】犬は「オテ」などのコマンドをどのように認識している?

いぬのきもち獣医師相談室の藤井亜希奈先生に聞きました。
「犬は基本的には『言葉』ではなく、『音』や『飼い主さんの声のトーン』、『手振りなどの動作』によってコマンドを認識していると言われています。そして、オテなどのコマンドは、反復練習をすることで習得ができるようになります。
練習の際、ご褒美としておやつを与えることで、犬はおやつなどの報酬のためにコマンドを覚えてくれる確率が高くなります。今回紹介したきなこちゃんも、おやつを見せながら練習していたため、比較的早く習得することができたようですね。
しかし、きなこちゃんのように練習によりコマンドが入りやすいコもいれば、なかなか覚えてくれないコがいるのも確かです。
コマンドが入りにくい、あるいは失敗しやすい原因として考えられることは…
- 犬の性格によるもの(飽きやすい、集中力に欠ける、好奇心旺盛でじっとするのが難しいなど)
- おやつやおもちゃにそもそも興味がない、執着心があまりない
- 集中できない環境にいる(周りに誘惑が多すぎる)
- 家族の中でコマンドが統一していない
- 余計な身振り、手振りが多すぎる
- 犬がかなり興奮している状態
コマンドの習得には、その犬に合わせた練習が必要なため、同じ方法でも成功する犬、成功しない犬がいてもおかしくはありません。そのコに合った練習法を見つけて、根気強く繰り返し練習をすることが大切ですね」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・藤井亜希奈先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
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