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「愛犬が急にいつものフードを食べなくなってしまった」 考えられる原因と対処法|獣医師解説

普段から食べているフードを犬が突然食べなくなってしまうとき、どのような原因が考えられるのでしょうか。また、食べないときに飼い主さんが様子を見てもよいものなのでしょうか。

この記事では、「犬が急にいつものフードを食べなくなる原因と対処法」について、いぬのきもち獣医師相談室の丸山知美先生が解説します。

犬がいつも食べているフードを急に食べなくなる原因は?

ごはんを待つポメラニアン
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬がこれまで食べていたフードを食べなくなる原因としては、さまざまなことが考えられると思います。たとえば…
・フードに飽きてしまった
・フードのバージョンアップなどで味などが変わってしまった
・体調不良
・散歩をしていない(運動不足)
などです。また、まれにですが、フードを食べて吐いてしまったことを境に、急にそのフードを食べてくれなくなるコがいるように思います。

犬がいつものフードを食べなくなったときの飼い主さんの対応は?

見上げるチワワ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
上記のような原因で犬がフードを食べなくなったとき、飼い主さんの対応としてはケースバイケースでしょう。

ただし、「食欲がない」以外のほかの症状が見られない場合には、1~2日だけ食べるのを根気よく待ってみてもよいかと思います。その際には…
・食べきることができたらすごく褒めてあげる
・フードにわずかなトッピングなどを乗せてあげる
・フードをお湯などでふやかしてみる
・フードを温めてみる
などの工夫をしてみてください。

また、
・最近散歩をしていないなど心当たりがあれば散歩をする
という点を確認してみるのもよいでしょう。
愛犬が食べなくなってしまったときに、すぐに主食のフードを替えてしまう飼い主さんもいらっしゃいます。個人的な見解ですが、主食を頻繁に替えていると、「食べなかったらもっとおいしいものが出てくるかも!」と食べなくなってしまう傾向があるように思います。ほかの症状がなければ、1日程度は待ってみるという勇気も必要かなと感じています。

しかし、あまりにも食べなかったり、嘔吐・下痢などの症状が発生した場合、上記の対応を続けたり自己判断で様子を見るのではなく、動物病院を受診して指示を仰ぎましょう。

病気が原因でフードを食べなくなることも 気づいてあげたい犬の「異変のサイン」

見つめるトイ・プードル
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬がいつものフードを食べなくなってしまった場合、一時的な食欲不振のこともありますが、何らかの病気が関係していることも考えられます。飼い主さんは、愛犬の「異変のサイン」に気づいてあげられるとよいですよね。

たとえばですが…
・食欲や元気はあるか
・嘔吐や下痢をしていないか
・排尿や飲水の様子はおかしくないか
・口の中を気にしていないか
・震えなどのしぐさがないか
などをよく確認してみるとよいかと思います。
また、いつもの愛犬の様子と比較してみることも、異変に気づくきっかけに。「普段よく食べる愛犬がまったく食べない」など普段の様子とかけ離れていたら、飼い主さんが自己判断で様子を見ずに、かかりつけの動物病院に相談してみるとよいでしょう。

また、普段から食べてくれないコや小食のコは、異変かどうかの判別が難しいこともあります。そういったコでも、食事を丸1日〜2日とってくれない場合や、ほかの症状を伴う場合は、やはり動物病院を受診して指示を仰ぐのがよいでしょう。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・丸山知美先生)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ
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