1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. 健康・病気
  4. 病気の兆候
  5. 犬のリンパ腫とは? 症状や治療について

犬と暮らす

UP DATE

犬のリンパ腫とは? 症状や治療について

犬のガンにはさまざまな種類があるといわれています。犬に多いといわれる「犬のリンパ腫の症状や治療について」いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。

リンパ腫はリンパ球が増殖するガン

犬のリンパ腫とは? 症状や治療について いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
リンパ腫とは、白血球の1種であるリンパ球が腫瘍性(体内でコントロールができない位)に増殖する悪性腫瘍のことをいいます。傾向としては中高齢の犬に多くみられます。

犬のリンパ腫でみられる症状

犬のリンパ腫とは? 症状や治療について いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬のリンパ腫は種類によって症状が異なります。それぞれの型をひとつずつみていきましょう。

多中心型

リンパ腫のうち80%は多中心型といわれています。多中心型のリンパ腫では、リンパ節の腫大、食欲の低下、発熱、体重減少などがみられます。

消化器型

リンパ腫のうち5%は消化器型がみられます。消化器型のリンパ腫では、慢性的な嘔吐・下痢、黒色便、食欲の低下、体重減少などがみられます。

縦隔型

リンパ腫のうち5%は縦隔型がみられます。縦隔型のリンパ腫では、呼吸困難などがみられます。

皮膚型

リンパ腫のうち稀な種類として皮膚型がみられることがあります。皮膚型のリンパ腫では、皮膚のしこりや潰瘍がみられます。

その他のリンパ腫

リンパ腫にはその他に目や神経、腎臓などのリンパ腫が稀にみられることがあります。症状としては、失明、神経症状、腎数値の上昇などがあります。

犬のリンパ腫が疑われるときに行われる検査

シー・ズー
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬のリンパ腫が疑われる場合、血液検査、レントゲン検査、超音波検査、リンパ節の検査(細胞診、病理組織検査、クローナリティー検査)、骨髄検査などが行われます。

犬のリンパ腫の治療方法

シェットランド・シープドッグ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬がリンパ腫と診断された場合では、ほとんどの場合、抗がん剤やステロイドを用いた治療が第一選択になります。

愛犬の体調変化にできるだけ早く気がつけることは、病気の早期発見・早期治療につながります。参考にしてくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
CATEGORY   犬と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る