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いざ災害に見舞われたら! 愛犬との避難生活中に気を付けたいこと

地震が多く、日々さまざまな天災に見舞われているこの国では、災害への備えは必須といえます。そして犬を飼育している方は、「愛犬と一緒に避難をする」という点を重視し、準備しておかなければなりません。

そこで今回は、避難所で気を付けたいことや避難生活に備えてやっておきたいしつけなどを、防災士の成田司先生に伺いました。

避難所生活で気にしたい、声・ニオイ・毛

チベタン・スパニエルのポンくん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
下記は、避難場所における犬の飼い主に対して、過去にクレームが多かったものベスト3です。

1位:無駄吠えと威嚇
2位:犬の体臭や排せつ物などのニオイ
3位:毛の飛び散り

災害時は、どんな人でも不安になるもの。吠え声など音の問題だけでなく、ニオイや毛の飛び散りなど、衛生面を気にする人が増える傾向にあります。

また、過去に避難所を利用した人に動物が好きかどうかのアンケートをとったところ、2割が動物好き、2割が苦手、残りの6割は「どちらでもないが、迷惑をかけられるのは嫌」という結果になったのだそうです。愛犬を連れて避難をした際は、できるだけ周囲が不快に思わないよう配慮をしつつ、安全に生活をするよう心がけましょう。

避難所生活に備えてやっておきたいしつけ

柴のくうくん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
避難所生活を想定した場合、ほかの避難者に迷惑をかけず愛犬が安心して過ごせるように、あらかじめさまざまなしつけをマスターしておく必要があります。

・呼んだら戻ってくる
・ケージやクレートの中で落ち着いて過ごせる
・人や動物を怖がらず、攻撃しない
・家庭以外の場所でも眠れる
・どこでも飼い主さんの声を聞いて行動できる

上記は一例ですが、これらは「社会化しつけ」と呼ばれ、愛犬がどんな環境でも順応して過ごせるように必要なしつけなのです。
どんな状況下でも、愛犬が飼い主さんを信じて身を任せてくれるよう、普段からしっかりと信頼関係を築いておきましょう。

ライフラインが止まった!在宅避難での排せつ物処理方法

日本スピッツのまよちゃん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
電気や水道が止まった状態で在宅避難をする場合、愛犬のウンチをどうやって処理すればいいかご存じですか?
排せつ物の処理方法を間違うと、地域に寄生虫や感染症が蔓延する原因になってしまうこともあります。

止まった水洗トイレに流すのは、破損箇所から汚水が噴き出ることがあるのでNGです。
ベストなのは、ニオイの出ないタイプのビニール類に密閉し、生活環境から遠ざけて保管すること。また、避難所でマンホールトイレが開設されているのなら、そこに流すのも有効です。自宅に庭がある場合は、穴を掘って排せつ物を埋めてしまう方法でもよいでしょう。
適当に捨てたり流したりするのは、絶対にやめましょう。
いつ起こるかわからない、自然災害。安全に避難をするためには、日頃の準備が不可欠です。愛犬を守りながら、飼い主さん自身も落ち着いて避難ができるよう、できることから備えておきましょう。
お話を伺った先生/成田司先生(防災士 動物福祉活動家)
参考/「いぬのきもち」2020年9月号『地震、台風、ウイルスに備え、ドリル形式でおさらいしよう! 防災ドリル'20→'21』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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