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自分が訴えられる可能性も!? 犬にまつわるSNSトラブルに要注意

愛犬のかわいい写真をSNSに投稿している方も少なくないでしょう。しかし、しっかりとルールを知らないと、知らない間にSNSでのトラブルに巻き込まれてしまう可能性も。今回はSNSで起こりやすいトラブルについて、弁護士の渋谷寛先生に教えていただきました。

無断で愛犬と自分の写真をSNSにアップされた!

ハンモックで昼寝をする犬
Yata/gettyimages
人とは違い、犬自身には肖像権がないとされているため、愛犬の肖像権侵害を理由に訴えを起こすことは難しいでしょう。しかし、写真の背景や、写真を撮った場所、日時が明記されていた場合は飼い主さんがその場所にいたことを推測できるため、飼い主さんのプライバシー侵害を訴えられる可能性も。

無断で写真をアップされていたとしても、愛犬だけが写っており、写真から場所や日時が特定できない場合は訴えることが難しいでしょう。

ブログやコメントに事実ではない悪口がかかれた!

ソファでくつろぐ犬
Chiemi Kumitani/gettyimages
事実とは異なる誹謗中傷は、飼い主さんに対する名誉棄損です。プロバイダやコメントの投稿者に対して、削除を要求する訴えを起こすことができます。投稿者に対して、損害賠償を請求する訴えを起こすことも可能です。
また、コメントが事実だった場合も、その人が名誉を傷つけられたと判断された場合は名誉棄損が認められ、訴えることができるでしょう。

愛犬の写真を無断使用し、なりすましブログを見つけた!

猫と犬の写真
chendongshan/gettyimages
虚偽の事実をブログに掲載しているため、プロバイダやなりすました相手に削除を要求する訴えを起こすことができます。また、ブログの内容が飼い主さんの名誉棄損にあたる場合は、損害賠償を請求することも可能。
なりすましたブログなどが削除される前に、相手のアカウントやID、該当するブログを印刷しておくようにしましょう。
愛犬の写真を投稿する際は、写真やコメントなどの取り扱いについての断り書きを確認し、事前にトラブルを避けられるようにしましょう。
お話を伺った先生/渋谷寛先生(弁護士 ペット法学会事務局長)
参考/「いぬのきもち」2021年11月号『訴えられる?訴えられない?をマンガでわかりやすく解説!犬の法律クイズ』
文/山村晴美
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※本特集で紹介している体験談は、読者モニターアンケートで寄せられた内容を参考にしたものです。個人を特定するものではありません。
※本特集で記述している「訴えらない」とは、訴えを起こしても納得のいく判決を得られない可能性が高いという意味合いです。
※本特集の解説は、ひとつの例にすぎず、まったく同一の解決・判決を保証するものではありません。個々の事件の判決については裁判所に、解決策はその当事者に委ねられます。
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