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「キラ目顔」って?表情でわかる愛犬のキモチ

犬は人と同じように、とても表情豊かな動物です。
そのなかでもよく見ることがある犬の表情について、どんな気持ちでその顔つきになっているのか、英国APDT認定ペットドッグトレーナーの藤本聖香先生に教えていただきました。
(撮影/佐藤正之)

目を見ればわかる!「期待しちゃう♡」の“キラ目顔”

(イラスト/くるみるか)
イイコトが起きそうと期待をふくらませているときに見せる顔です。
心躍らせながらも、相手の行動を見逃すまいと目を大きく見開いて、
耳を立てて音を聞きとろうとしています。

「ワクワク!」「何?なに~?」

(撮影/佐藤正之)
こんな顔をしているとき犬は、「期待しちゃう!」という気持ちのほか、「ワクワク!「何?なに?」といった興味をもっている表情。
耳は根元から立って、正面を向いています。
目は輝いて見える、もしくはうるんで見える状態。
口は軽く閉じていて、口角は上がりぎみに。
しっぽを上げて根元からブンブン振ることもあります。

目と口元を見ればわかる!「楽しい!」の“スマイル”

(イラスト/くるみるか)
喜びや楽しさなど、前向きな感情があふれているとき、犬はスマイル(笑顔)に!
口や耳の状態はそのときの状況や犬種などによって多少違いますが、
顔や体に緊張感がないのが共通した特徴です。

「おもしろい!」「最高~っ!」

(撮影/殿村忠博)
“スマイル“の表情の犬は、
目が輝いて見える、もしくはやさしそうな目をしています。
耳は立っていることも、倒れていることもあり、一様ではありません。
頭頂部がゆるんで、耳と耳の間が広がって見えることがあります。
口元やほおがゆるんで、舌を出していることも。

目づかいを見ればわかる!「つまらないな……」の“哀愁顔”

(イラスト/くるみるか)
とくにすることもなく、寂しさや退屈を感じている顔です。
かまってもらえないときや、留守番前にこの表情を見せる犬が多いよう。
もし愛犬がこんな顔をしていたら、相手をしてあげるといいでしょう。

「寂しいよ」「相手してほしいな……」

哀愁顔の犬は、相手を注視することがありますが、凝視はしません。
まぶたが下がりぎみになり、上目づかいで相手を見ることも。
耳は根元にだけ少し力が入ります。
顔も体も力は入っていなく、座ったり伏せたりしている犬が多いようです。

耳と口角を見ればわかる!「怖いな……」の“ビビり顔”

(イラスト/くるみるか)
ほかの犬にあってこの顔をしていたら、
「怖い」と感じしつつ「あなたに敵意はないですよ」と伝えるために
表情を変えずにじっとしています。
相手が近くにいなければ、この表情のままその場から離れる場合もあります。

「緊張する……」「ちょっとイヤだな」

(撮影/佐藤正之)
この感情のときの犬は、顔全体がこわばっていて、表情が引きつっているのが特徴。
耳は後ろに倒れていることが多いです。
口は閉じて、口角は少し引き気味でこわばっています。
怖いと思っている相手からは視線をそらしますが、
相手の動向を気にかけています。
しっぽは動かさずに止めていることが多いようです。


いかがでしたか?
犬は、表情だけでなく、全身の状態やしぐさなども含めて自分の感情を表現します。
前後のシチュエーションや愛犬の性格も踏まえつつ、正しく感情を読み取ってあげられるといいですね。

お話を伺った先生/Canine Relationz主宰・英国APDT認定ペットドッグトレーナー・藤本聖香先生
参考/「いぬのきもち」2019年5月号『その顔は、どんなきもち?』
写真/佐藤正之、殿村忠博
イラスト/くるみるか
文/いぬのきもち編集室
CATEGORY   犬と暮らす

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