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お出かけ上手になれるうえに、使うだけでしつけが上達!トリーツポーチの使い方

しつけで愛犬をイイコに育てるためには、愛犬が望ましい行動をしたとき、すぐにほめることが肝心です。そんなときに便利なのが「トリーツポーチ」。トリーツポーチは飼い主さんがいつでもすぐにごほうびを取り出せるので、愛犬をほめながらしつけをするのに最適なアイテムです。そんなトリーツポーチのすごいメリットと、ほめ上手になれる使い方について、日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクターの戸田美由紀先生にお話を伺いました。

トリーツポーチを使うメリットって?

撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき
トリーツポーチを使うことで飼い主さんが得られるメリットは3つあります。まずはいつでもどこでもしつけが上達できること。愛犬が飼い主さんの指示に応えられたとき、すぐにごほうびを与えれば、愛犬が「またやろう」と思いやすくなります。ポーチを腰につけておけば、いつでもごほうびを取り出せて、しつけのベストタイミングを逃さずに済むのです。

2つめはお出かけ上手になれること。トリーツポーチは腰につけて手ぶらで使えるので、外出先でも活躍してくれるアイテムです。公園や旅行先でなど、愛犬が興奮しがちなお出かけ先から、動物病院などのちょっと緊張しがちな場所まで、いつでもどこでも使えます。

3つめはおやつの与えすぎを防げること。トリーツポーチの中には、その日愛犬に与えていい量のおやつをあらかじめ入れておけるので、愛犬にどれだけのおやつを与えたかが一目瞭然に。与えすぎを防げるので、愛犬の健康管理に役立ってくれるはず。

トリーツポーチの基本の使い方は?

トリーツポーチはご紹介したように、うまく使えばしつけが上達するアイテムですが、ごほうびをスムーズに与えるにはちょっとしたコツがいります。まずは「オスワリ」で基本の使い方を練習してみましょう。

また、ポーチを使う前に、ポーチの中にその日愛犬に与えていいごほうびの量をはかって入れておきましょう。おやつを与える場合は、1日に与えるフードのエネルギー量の10%が目安。複数種類を与える場合も同様に、合計のエネルギー量は主食のフードの10%以下にしましょう。

1.ポーチを利き手側の腰に装着する

撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき
ごほうびが取り出しやすいように、右利きなら右側、左利きなら左側など、トリーツポーチを飼い主さんの利き手側に装着します。カラビナなどを使ってズボンのベルトループにポーチを取り付けたら、軽く引っ張って、ポーチがはずれないかを確認しておきましょう。

2.ポーチ内のおやつをバレないように握りこむ

撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき
ポーチの中に手を入れて、あらかじめ入れておいたおやつを利き手の中にそっと握りこみます。このとき、ガサゴソと大きな音を立てたり、愛犬に見せびらかすように目の前で取り出すと、愛犬が飼い主さんではなくポーチに注目してしまうようになるので注意しましょう。

3.アイコンタクトをして愛犬をオスワリさせる

撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき
愛犬の名前を呼んでアイコンタクトをして、オスワリをさせるなどで、愛犬をほめるための状況をつくりましょう。すでに愛犬がオスワリをしていたり、飼い主さんの指示に応えてイイコにしている場合などは、3を飛ばして4のほめるステップに進んでください。

4.ほめながら手の中のおやつを与える

撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき
愛犬に「イイコ」と声をかけてほめながら、2で手の中に握りこんでいたごほうびを与えます。このとき、もう片方の手で愛犬の顔まわりや胸元をなでながら与えるとほめ効果がアップ。愛犬が食べ終わったら、またすぐに与えられるように手の中にごほうびを補充しておきましょう。うまくいったら2に戻り、練習を繰り返して。
いかがでしたか?

腰につけて手ぶらで持ち運べるので、どんなシーンでもマルチに使えるのがトリーツポーチの大きな強みです。はじめは慣れないかもしれませんが、うまく使えるように練習しておけば、ふだんのしつけから毎日の散歩、旅先でも大活躍してくれますので、ぜひ試してみてくださいね!
参考/『いぬのきもち』2022年6月号「トリーツポーチ活用法」
お話を伺った方/日本動物協会認定家庭犬しつけインストラクター 戸田美由紀先生
撮影/尾﨑たまき
文/いぬのきもち編集室
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