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犬が脱走したらどうする!? シーン別愛犬の捕まえ方
玄関を開けたときや散歩中などに愛犬が脱走してしまったら……。考えたくはないですが、もしもの場合に備えて知っておくことはとても大切です。今回はケース別に、愛犬を安全に確保する確率が高くなる方法について、日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクターの戸田美由紀先生に伺いました。
ケース1)愛犬自身が脱走に気づいておらず、近くにいる場合の捕まえ方
「飼い主さんに知っておいてほしいことは、犬は自分が脱走状態にあることに気づいてない場合も多いということ」と戸田先生。だからこそ、脱走した愛犬が近くにいるときは、パニックを起こさず、落ち着いて行動するのが正解です。さりげな~く近づいて、難なく捕まえることもできたりします。
具体的な対策は「クールにオスワリ、マッテを指示する」
愛犬の名前を呼んで気を引き、オスワリ、マッテの指示で愛犬の動きを止めます。そしてゆっくりと近づいて確保しましょう。さりげなくおやつを差し出しながら近づくのも効果的です。とにかくパニックにならずにクールに、落ち着いたトーンで声がけすると、愛犬が指示を聞き入れやすくなります。
ケース2)愛犬は遠くにいるけど、飼い主さんをチラチラ見ている場合の捕まえ方
愛犬との距離が離れると、「早く捕まえなくちゃ!」とあせってしまいますが、まずは落ち着くことが肝心です。愛犬の名前や「おやつ」など愛犬が反応しやすい言葉で飼い主さんに注目させて、おやつやおもちゃを使ったり、犬の習性を利用したりして、愛犬を飼い主さんに近づかせましょう。
具体的な対策は「散歩バッグを探ったり、逆方向に歩き出す」
愛犬の名前を呼ぶなどして気をひいたら、愛犬にやや背を向けて、散歩バッグなどをゴソゴソと探ります。このとき、おやつの袋を振って音を出したり、おもちゃを鳴らしたりすると、愛犬が興味をひかれて近づいてきやすいです。
また、「犬の逃げるものを追う習性」を利用し、愛犬の気をひいた後に愛犬がいる方と逆に向かって歩くのも有効です。ただし、交通量が多い道路では、愛犬の動きに注意して行いましょう。
また、「犬の逃げるものを追う習性」を利用し、愛犬の気をひいた後に愛犬がいる方と逆に向かって歩くのも有効です。ただし、交通量が多い道路では、愛犬の動きに注意して行いましょう。
脱走して見つからない! そのときどうする?
自宅周辺で愛犬が脱走し、見失ってしまったときは、散歩コースや愛犬が大好きな場所を探してみましょう。知人に協力してもらい、手分けして探すのもいいでしょう。それでも見つからないなら、動物愛護センターや警察署など、保護された犬の情報が入りやすい施設に連絡を入れましょう。
犬の脱走は事故に遭って亡くなるという最悪な結末を招くこともあります。どんなにトレーニングを積んだ犬でも100%脱走しないとはいいきれないものですから、脱走したときの対処法をしっかりと覚えておきましょう。
犬の脱走は事故に遭って亡くなるという最悪な結末を招くこともあります。どんなにトレーニングを積んだ犬でも100%脱走しないとはいいきれないものですから、脱走したときの対処法をしっかりと覚えておきましょう。
お話を伺った先生/日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター 戸田美由紀先生
参考/「いぬのきもち」2022年10月号『捕まえ方から防ぎ方まで 愛犬が脱走!そのときどうする!?』
イラスト/香川尚子
文/いぬのきもち編集室
参考/「いぬのきもち」2022年10月号『捕まえ方から防ぎ方まで 愛犬が脱走!そのときどうする!?』
イラスト/香川尚子
文/いぬのきもち編集室
CATEGORY 犬と暮らす
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