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犬はモノをどのように探す? 嗅覚と脳への刺激の関係

近年、犬の嗅覚を使った遊び「ノーズワーク」が注目されていますが「クンクン」とニオイを嗅ぐことによって犬の脳に刺激が与えられるそうです。

「犬がモノを探す行動」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。

犬は嗅覚とそのほかの感覚で多くの情報を得ている

犬はモノをどのように探す? 嗅覚と脳への刺激の関係 いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
室内でも、屋外でも、犬の行動をみていると、地面に付いてしまうくらいに鼻(マズル)を下げて「クンクン」とニオイを嗅いでいる様子をみることがあるかと思います。

この行動は、犬がモノを探しているというよりも、主に嗅覚を使い、さらにはそのほかの感覚で補助をしながら、ニオイを嗅ぐことでさまざまな情報を得ていると考えることができます。

犬はニオイを嗅ぎとる能力だけではなく、嗅神経細胞の種類が人の倍以上あることから、ニオイの識別能力にも優れています。

犬にとってニオイを嗅ぐことは情報の収集や確認をすることでもあるのです。

ノーズワークは遊びながら犬の脳に刺激を与えることができる

犬はモノをどのように探す? 嗅覚と脳への刺激の関係 いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
知育トイやマットなどを使って、犬のノーズワーク取り入れた遊びがSNSでも人気ですが、ノーズワークマットに隠したおやつであったり室内に隠したおもちゃなどを探しはじめてから見つけるまでには、脳には刺激が与えられているといわれています。

たとえば、おやつやおもちゃを探しているとき、脳の感覚野や体を動かすことで大脳の運動野や小脳が刺激されます。

なかでも、脳の大脳辺縁系は、学習・記憶・情動などの機能と密接に関連しているため、ノーズワーク中は、この部分が刺激されていることが考えられます。

犬が「クンクン」と一生懸命にニオイを嗅いでいるのは情報収集中とのこと。参考にしてくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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