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犬の鳴き声にはどんな意味がある?気持ちを理解していい関係をつくろう

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犬の鳴き声は様々ですが、それぞれにどんな意味があるのか、みなさんご存知ですか?犬の気持ちを知るには、鳴き声を理解するのがとても重要です。色んな犬の鳴き声の種類から、愛犬の心を覗いてみましょう!

嬉しい?悲しい?鳴き声別の犬の気持ち

犬の鳴き方には、「楽しみ、喜び、悲しみ、不安、警戒、威嚇、攻撃、驚き、興奮、恐怖、おねだり、甘え」といった様々な意味があります。犬は鳴き声とボディランゲージで意思表示を行っているため犬の鳴き方はさまざまな感情を表現するために使われていますが、どのような鳴き方の時にどんな感情を抱いているのでしょうか?
以下にいくつか例を挙げましたので愛犬の鳴き方をイメージしながら早速感情を読み取ってみましょう!

ワンワンと大きな声で鳴くとき

愛犬が「ワンワン! ワンワン!」「ギャンギャン! ギャンギャン!」などと連続して強く鳴くときは、主に3つの気持ちが考えられます。

①不審なものや知らない相手への警戒心

まず1つめの感情は警戒です。例えば自分のテリトリーである範囲に苦手な人や知らない人が来たり、玄関のチャイムが鳴ると知らない人が来ると学習している場合、お散歩中に苦手な人や見知らぬ人に合ったとき、聞いたことのない音や異変を感じたときに警戒心から威嚇のような意味で力強く吠えます。
こういった場合には、犬の嫌いな人、物や音が近づいたときにおやつを与える、なだめるなど、「警戒する必要はないよ」と伝えてあげる事が重要です。

② 楽しいことが起こりそうな期待感(興奮)

2つめの感情は期待と興奮です。例えば、飼い主さんが自分のリードと首輪を持ってお散歩の用意をしていることを察した瞬間の「期待感」や、毎朝同じ時間に鳴る目覚ましの音で飼い主さんが起きると理解した場合など、嬉しくて楽しくてたまらない!と思ったときの「興奮」などで吠えることがあります。
このような場合は吠えるのをやめるまで反応しない、など冷静な対応が必要となります。

③飼い主さんの注意をひきたいとき。

3つ目の感情は要求です。例えば、ケージやバリケンの中に入るのが嫌いな犬が、中に入れられて大きな声で鳴くことで「早く出して!要求に応えて!」と強気に愛犬が主張している場合があります。
この場合も、飼い主は反応はあまりせず、吠えるのをやめた時にしっかり褒めます。「吠えても飼い主は言う事をきいてくれないんだな・・・」と理解させましょう。

キュンキュンキュンと高い声で鳴くとき

愛犬が普段よりも子犬のように高く澄んだ声で「キューン、キューン」「クゥーン、クゥーン」「キュン、キュン」と鳴く時ときは、おねだり系の鳴き声です。犬が飼い主さんに近づきたい気持ちの場合で飼い主さんが大好きな犬が出しやすい鳴き声といえます。
しかしこの近づきたいという感情には、「こっちにきて!遊びたい!おやつが欲しい!」といった要求の意味が含まれているため、犬の不満や要求を満たすための手段の場合もあります。犬のこの声につられ要求通りに行動してしまいすぎると、わがままを増長してしまう事があります。
このような鳴き声にはまず、「おすわり」「待て」などの声をかけ、それが出来たご褒美としておやつを与えたり遊んであげるのが理想的。「鳴いたから飼い主が来てくれた!」ではなく、「ちゃんと言う事をきいたら飼い主が褒めてくれる!」という流れを覚えさせるとよいでしょう。

クーン…とかすかに鳴くとき

犬がかすかに細い声で鳴いている場合の感情は、飼い主さんに甘えたいという気持ちの他に寂しさや悲しさ、不安や服従などが考えられます。その他にお留守番をしていたら飼い主さんが帰ってきたときの嬉しさや服従と甘えで鳴く場合もあります。
クーンと鳴きながらしっぽが足の股に入り込んでがたがたと震えている場合は、極度の恐怖を感じているかもしれませんので気を紛らわせるなどの対処と原因を探る必要があります。

アオーン!と遠吠えをするとき

愛犬が「アオーン!」「ワォ~~ン!」「クゥオ~~ン!」などと首を上を向けて鳴く行動は、遠くにいる仲間に遠吠えで応え、お互いの位置を確認するオオカミであったころの野生の名残とされています。この行動は人と共に暮らすようになってからは、飼い主のいないお留守番のときやサイレンの音、防災放送などに反応して遠吠えする犬もいます。
通常は頻繁にこのような鳴き方をする事もないと思いますので無理にやめさせる必要はありませんが、寂しさのあまり飼い主を呼ぶために日ごろからこの鳴き方をする場合は少し注意が必要です。あまりに続くようであればかかりつけの獣医師さんに相談をしてみましょう。

ウウウ~と低く唸るとき

犬が、歯を見せて鼻にしわを寄せながら「ヴヴー、ヴヴー」「ウー、ウー」「ガルルルル~」「ガウウウウ~」など、低くて濁った唸り声を出しているときは威嚇と、「攻撃するぞ!」という警告の合図です。
もし身体を低くして毛を逆立てて、耳をぴたっと顔や頭の後ろにつける仕草をしながら低い声で唸り続けているときは「これ以上近づくな!こっちにくるな!」という意思表示と仲間に危険だと知らせている合図です。噛まれる危険が高いので不用意に身体を触ろうとしたり、手を出さないように気をつけて下さい。
室内で飼い主さんと一緒に暮らしている場合では飼い主と犬とのコミュニケーションが取れていればこういった状況になることはあまりありませんが、大事なおもちゃを抱えて守っているときにはこのような反応をする場合もあるかもしれません。

また、飼い主さんと引っ張りっこをしたり、犬同士でレスリングをして遊んでいるうちに楽しくて興奮してテンションが上がったときにも同じような声で唸る場合があります。特に犬同士の遊びで興奮しすぎた場合は遊びをやめてさせてクールダウンさせ、落ち着かせるとケンカや事故を回避できます。
こういった癖のある犬はドッグランではケンカにならないように目を離さないことが重要です。

ギャン!と大きく一言鳴くとき

愛犬が「ギャン!」と大きく一言鳴いたときは、犬が想定外の出来事にびっくりして驚いたり、嫌だよ!という意思表示であると言えます。
犬同士の遊びやにおいを嗅ぐ挨拶のときに、急に後ろに回られたり、嫌なのに遊びをしつこくしかけてこられた場合に、嫌だってば!嫌だって言っているでしょ!という感情で大きく一言吠える場合があります。
「ギャン!」と大きく鳴いたあとに「キャイ〜ン!キャイ〜ン!」と高い声で鳴き続ける場合は、どこかを怪我した可能性がありますので、どこを怪我したのかすぐに確認して下さい。このとき犬はパニックになっていますので、走って急に近づくと錯乱状態になる場合がありますので、ゆっくり落ち着かせてあげることが必要です。

ウオウオウオゥと喋るように唸るとき

愛犬が「ウオウオウオゥ」ともごもごと喋るように、喉にこもるような声で唸っているときは、犬が何らかの違和感や異変を感じたときに不安から出る唸り声で、周囲に「なんか変だよ!」と知らせている合図です。
室内で暮らす犬の場合で、来客のチャイムが鳴る前に犬が気がつき、家の周囲に誰かいる、誰か来るという異変に感づいた際に「ウオウオウオゥ」と唸ることがあります。
その他には犬が何かしらの文句がある場合に「ウオウオウオゥ」とぶつぶつと喋るように唸る場合もあります。

犬の鳴き声…しつけはどうしたらいいの?

誰もが犬や動物を好き、という訳ではないので、お隣で毎日吠えて鳴き続ける犬がいたとしたら、鳴き方によっては近所の人にとても迷惑で、苦情が届くこともあるかもしれません。きちんと犬のしつけや防音対策をしなければ騒音トラブルとして自治体や警察、動物愛護相談センターに通報されて、過度の騒音による迷惑防止条例違反と判断されてしまうこともあるかもしれません。
犬を飼育するには、飼い主の義務として鳴き声が過度な騒音となり近隣の住民とトラブルを起こさないようにしなければなりませんね。

犬の鳴き声問題は犬がどういった感情で吠えているのかを見極めた上で、最善のアプローチ方法を考えてしつけを行うことで、必要のない無駄吠えをやめさせることができます。近隣の迷惑にならないためにも愛犬に無駄吠えをさせないようにきちんとしつけを行い、場合によっては専門の訓練士のトレーニングを受けて、飼い主さんと犬が一緒になって真剣に取り組むことで改善することができます。

どんな感情!?珍しい犬の鳴き声動画

冒頭でもお伝えした通り、鳴き声は犬の気持ちを理解する時にとても重要ですが、中には珍しすぎて「い、一体どういうこと?」となってしまう鳴き方をする犬もいます。
上記で鳴き声の意味を解説してきましたが、必ずしも全ての犬が当てはまる訳ではなく、定説通りに当てはまらない鳴き方をする犬も沢山います。これから2つの不思議な犬の鳴き声動画をご紹介しますので、どんな感情なのかを想像して動画を再生してみてくださいね。

おやつがほしくてあむあむ・・・と鳴く犬

おやつやお肉が欲しいときに「アムアム」と鳴いて懇願する犬の動画です。
耳を横に傾けて飼い主さんに「ねぇ、あの美味しいおやつが欲しいんです。ねぇ、お願いひとつ下さい。」とおねだりしているつもりなのでしょうか?こんな声を出されたら可愛すぎてついおやつをあげたくなってしまいますね!

うわぁうわぁ~!小さな子どものような声を出す犬

だっこされているハスキー犬のパピーが、犬の鳴き声とは思えない、まるで小さな子供が歌を歌っているかのような驚きの声を出す爆笑動画です!
動画の撮影者の出す犬の遠吠えのような声につられて「うわぁうわぁ〜!」と反射的に声が出てしまうのかもしれません。

まとめ

犬は人間のように言葉を使って会話をすることはできませんが、鳴き声とボディランゲージで私達に何かを伝えたり、犬同士でコミュニケ―ションをとったりしています。
先ほどの動画のように不思議な声を出す犬もいますが、犬の鳴き声の大きさや回数、トーンとボディランゲージから、どういったことを伝えたいのか、鳴き声にどういった意味があるのかを読み取ることができます。飼い主さんがそれらをしっかりと判断することで、要求吠えなどの無駄吠えが軽減できるでしょう。
また、犬の気持ちを鳴き声や行動から理解し快適なコミュニケーションをとる事で、きっと飼い主と愛犬の関係がより縮まり更に良い関係になれる事と思います。

監修/滝田雄磨(SHIBUYAフレンズ動物病院 院長)

監修/滝田雄磨(SHIBUYAフレンズ動物病院 院長)
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