犬と暮らす
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犬の鳴き声にはどんな意味がある?気持ちを理解していい関係をつくろう
嬉しい?悲しい?鳴き声別の犬の気持ち
以下にいくつか例を挙げましたので愛犬の鳴き方をイメージしながら早速感情を読み取ってみましょう!
ワンワンと大きな声で鳴くとき
①不審なものや知らない相手への警戒心
こういった場合には、犬の嫌いな人、物や音が近づいたときにおやつを与える、なだめるなど、「警戒する必要はないよ」と伝えてあげる事が重要です。
② 楽しいことが起こりそうな期待感(興奮)
このような場合は吠えるのをやめるまで反応しない、など冷静な対応が必要となります。
③飼い主さんの注意をひきたいとき。
この場合も、飼い主は反応はあまりせず、吠えるのをやめた時にしっかり褒めます。「吠えても飼い主は言う事をきいてくれないんだな・・・」と理解させましょう。
キュンキュンキュンと高い声で鳴くとき
しかしこの近づきたいという感情には、「こっちにきて!遊びたい!おやつが欲しい!」といった要求の意味が含まれているため、犬の不満や要求を満たすための手段の場合もあります。犬のこの声につられ要求通りに行動してしまいすぎると、わがままを増長してしまう事があります。
このような鳴き声にはまず、「おすわり」「待て」などの声をかけ、それが出来たご褒美としておやつを与えたり遊んであげるのが理想的。「鳴いたから飼い主が来てくれた!」ではなく、「ちゃんと言う事をきいたら飼い主が褒めてくれる!」という流れを覚えさせるとよいでしょう。
クーン…とかすかに鳴くとき
クーンと鳴きながらしっぽが足の股に入り込んでがたがたと震えている場合は、極度の恐怖を感じているかもしれませんので気を紛らわせるなどの対処と原因を探る必要があります。
アオーン!と遠吠えをするとき
通常は頻繁にこのような鳴き方をする事もないと思いますので無理にやめさせる必要はありませんが、寂しさのあまり飼い主を呼ぶために日ごろからこの鳴き方をする場合は少し注意が必要です。あまりに続くようであればかかりつけの獣医師さんに相談をしてみましょう。
ウウウ~と低く唸るとき
もし身体を低くして毛を逆立てて、耳をぴたっと顔や頭の後ろにつける仕草をしながら低い声で唸り続けているときは「これ以上近づくな!こっちにくるな!」という意思表示と仲間に危険だと知らせている合図です。噛まれる危険が高いので不用意に身体を触ろうとしたり、手を出さないように気をつけて下さい。
室内で飼い主さんと一緒に暮らしている場合では飼い主と犬とのコミュニケーションが取れていればこういった状況になることはあまりありませんが、大事なおもちゃを抱えて守っているときにはこのような反応をする場合もあるかもしれません。
こういった癖のある犬はドッグランではケンカにならないように目を離さないことが重要です。
ギャン!と大きく一言鳴くとき
犬同士の遊びやにおいを嗅ぐ挨拶のときに、急に後ろに回られたり、嫌なのに遊びをしつこくしかけてこられた場合に、嫌だってば!嫌だって言っているでしょ!という感情で大きく一言吠える場合があります。
「ギャン!」と大きく鳴いたあとに「キャイ〜ン!キャイ〜ン!」と高い声で鳴き続ける場合は、どこかを怪我した可能性がありますので、どこを怪我したのかすぐに確認して下さい。このとき犬はパニックになっていますので、走って急に近づくと錯乱状態になる場合がありますので、ゆっくり落ち着かせてあげることが必要です。
ウオウオウオゥと喋るように唸るとき
室内で暮らす犬の場合で、来客のチャイムが鳴る前に犬が気がつき、家の周囲に誰かいる、誰か来るという異変に感づいた際に「ウオウオウオゥ」と唸ることがあります。
その他には犬が何かしらの文句がある場合に「ウオウオウオゥ」とぶつぶつと喋るように唸る場合もあります。
犬の鳴き声…しつけはどうしたらいいの?
犬を飼育するには、飼い主の義務として鳴き声が過度な騒音となり近隣の住民とトラブルを起こさないようにしなければなりませんね。
どんな感情!?珍しい犬の鳴き声動画
上記で鳴き声の意味を解説してきましたが、必ずしも全ての犬が当てはまる訳ではなく、定説通りに当てはまらない鳴き方をする犬も沢山います。これから2つの不思議な犬の鳴き声動画をご紹介しますので、どんな感情なのかを想像して動画を再生してみてくださいね。
おやつがほしくてあむあむ・・・と鳴く犬
耳を横に傾けて飼い主さんに「ねぇ、あの美味しいおやつが欲しいんです。ねぇ、お願いひとつ下さい。」とおねだりしているつもりなのでしょうか?こんな声を出されたら可愛すぎてついおやつをあげたくなってしまいますね!
うわぁうわぁ~!小さな子どものような声を出す犬
動画の撮影者の出す犬の遠吠えのような声につられて「うわぁうわぁ〜!」と反射的に声が出てしまうのかもしれません。
まとめ
先ほどの動画のように不思議な声を出す犬もいますが、犬の鳴き声の大きさや回数、トーンとボディランゲージから、どういったことを伝えたいのか、鳴き声にどういった意味があるのかを読み取ることができます。飼い主さんがそれらをしっかりと判断することで、要求吠えなどの無駄吠えが軽減できるでしょう。
また、犬の気持ちを鳴き声や行動から理解し快適なコミュニケーションをとる事で、きっと飼い主と愛犬の関係がより縮まり更に良い関係になれる事と思います。
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