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「犬の毛色に茶系が多い理由」意外と知らない犬の毛色雑学

ホワイト系、ブラック系、ブラウン系、レッド系などさまざまな種類がある犬の毛色。実は哺乳類で犬以上の毛色をもつ動物はいないといわれているほど種類が豊富なのです。そこで今回は犬の毛色に関する雑学を、動物ジャーナリストの藤原尚太郎先生に教えていただきました。

毛色が多いのは人と一緒に働いていたから

真っ白い毛をもつ日本スピッツのミズキくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬は古くから人のそばで働く身近な動物でした。なかでもウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、キツネ狩りを手伝っていた犬種。そのため、キツネと間違えて撃たれないように、白い毛色をもつ個体が選ばれ出来上がった犬種です。
人の仕事を手伝いやすいように交配が進んだことが、さまざまな毛色が生まれた理由のひとつとなっています。

犬の毛色に「茶系」が多いのは狩りをしやすくするためだった!

犬の多くがまだ野生で生活していたころ、狩りをするときに獲物に気づかれにくく、周囲の色に溶け込みやすかった茶系の毛色。その遺伝子を引き継いでいるため、現在でも茶系の毛色が多いと考えられています。

毛色から性格がわかることも!?

笑顔がかわいいMIXの茶豆ちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
藤原先生が動物病院の獣医師に取材をした際に「白い毛色をもつ柴は気が強くて活発なコが多い」という意見が多く聞かれたそうです。
今後、毛色と性格の関係についての研究が進んでいけば、相関関係が証明される日も訪れるかもしれません!

食生活の影響で毛色が薄くなることも

たそがれるMIXのまめくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
色素をつくり出すために大切なのが「たんぱく質」。そのため、食事で補うたんぱく質が不足すると毛色が薄くなることがあります。
また、たんぱく質不足の食事が続くと、毛ヅヤが悪くなったり病気につながったりすることも。犬種や体格に合ったフード量を与えることは、きれいな被毛と健康な体を維持する大切なポイントです!

日焼けでガラッと色が変わることも

青い空が似合っているワイマラナーのスバルくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
美しいグレーの毛色をもつワイマラナーという犬種は、夏場に日光にたくさんあたると日焼けして毛色が茶色く変化します。元の色とはまったく違う色になることもあるのだとか。しかし冬になると、また元のグレーの毛色に戻ります。
種類が豊富にあり個性豊かな犬の毛色。まだまだ研究が進んでおり、今後も新しい情報が出てくる可能性が大いにあります。犬好き同士の集まりなどで話のネタに使ってみてくださいね!
お話を伺った先生/藤原尚太郎先生(動物ジャーナリスト)
参考/「いぬのきもち」2020年12月号『知って!見て!さわりたくなる♡ 犬の毛色学』
文/清水ゆか
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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