犬をほめるときはどうしたらいい？効果的なほめ方・ほめるコツ

犬は人のように複雑な会話は理解できないため、ほめ言葉を伝えるにも細かなテクニックがあるのだそうです。研究などでわかった、犬に効果的なほめ方やほめるコツについて、「どんな犬が相手でもすぐに仲よくなれる」という獣医師の増田宏司先生が解説します。

犬に効果的なほめ方・伝わるほめ方

愛犬へかける言葉は全部「ほめ言葉」にして、飼い主さんの言葉がすべて愛犬にとって安心でうれしい言葉になるように意識してみてください。

愛犬にとって飼い主さんにほめられる喜びは絶大なので、何度でもほめてあげるようにしましょう。また、言い方にも注目しているので、言葉だけでなく心をこめて、本気でほめてあげるといいでしょう。

愛犬をほめるときのコツ（1）目線と声

ほめるときに真正面から愛犬を見つめると、緊張させてしまったり威圧感を与えてしまったりすることも。目線はあえて正面から少しだけずらして、目を細めてぼやっと見ることを意識しましょう。

また犬は耳がいいため、大声でほめるとびっくりさせてしまいます。愛犬に聞こえる程度の大きさで、ニュースの女性アナウンサーぐらいの高さの声を意識するとよいでしょう。

愛犬をほめるときのコツ（2）タイミングと話し方

愛犬がこの先も続けてほしいと思う行動したときは、なるべくすぐに、愛犬がその行動をしているタイミングでほめましょう。何をしたことでほめられたのかが伝わりやすくなり、またやろうと思う意欲につながります。

ほめ言葉は「イイコだね」「すごいね」「えらいね」など、なるべく短く簡潔にまとめましょう。話し方はなるべくゆっくりめに、ひと言ひと言を丁寧に伝えるよう意識してください。

愛犬をほめていい関係を築こう

犬は飼い主さんにほめてもらうことが大好きです。愛犬をほめて、いい関係を築きましょう！

お話を伺った先生／増田宏司先生（獣医師獣医学博士東京農業大学農学部動物科学科（動物行動学研究室）教授）
参考／「いぬのきもち」2021年6月号『愛犬とイイ関係つくれてる？関係づくり② あなたと愛犬がもっと仲よくなるために♡ 愛犬の心がよろこぶほめテク』
文／都留朱音
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

CATEGORY 犬と暮らす

2023/02/17 UP DATE