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愛犬と過ごす冬の室温、暑過ぎていない? 寒い時季に暖房を使用する際の注意点

寒い時季は室内で暖房器具を使う機会が多くなりますが、室温の設定を人に合わせると犬にとっては暑すぎる場合もあるそうです。

では、犬と暮らしている場合、どのようなことに気をつけて暖房器具を使用するとよいのでしょうか?

「犬と暮らす家庭で知っておくべき冬季の室温管理と暖房器具の使い方」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。

冬季の室内で愛犬が熱中症を起こすことがある

愛犬と過ごす冬の室温、暑過ぎていない? 寒い時季に暖房を使用する際の注意点 いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
冬の間はどのご家庭でも何かしらの暖房器具を使って暖をとる機会があると思いますが、室温の設定を高くし過ぎていませんか?

特に犬と暮らしているご家庭では、冬季の室内でも熱中症を発症しやすい条件がそろう環境であれば、季節を問わず愛犬に熱中症のリスクがあります。
  • 室温が26℃を超える場所

  • 室温は26前後でも湿度が60%を超えるような換気の悪い場所

  • 日当たりが良く断熱が優れて暖かいサンルームや縁側など温度が上がりやすい場所

  • 直射日光が当たり続けるような場所

などでは犬種にもよりますが、室内でも犬に熱中症のリスクがあると考えたほうがよいでしょう。

冬季の室内における犬の熱中症予防と注意点

暖房を使用している空間で、飼い主さんが暑さを感じなくても愛犬がハアハアと荒い呼吸をしていたり、水を頻繁に飲んだりなどしているようであれば、暑さを感じている可能性があります。

愛犬の様子をみながら、適切な温度管理をしてあげましょう。

ストーブの近くで愛犬が低温やけどを起こすことがある

愛犬と過ごす冬の室温、暑過ぎていない? 寒い時季に暖房を使用する際の注意点 いぬのきもち
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室内の温度管理以外では暖房器具にも注意が必要です。たとえば、室内で使用中のストーブに犬の体が触れるとやけどをすることがあります。

また、犬の被毛の部分には感覚神経があるわけではないため、ストーブの熱さに気がつきにくく、近くに長時間座っていると低温やけどをすることもあります。

愛犬が過ごす空間で石油ストーブを使用する際の注意点

室内で石油ストーブを使用するとき、屋外への排気や吸気ができないタイプのストーブの場合は一酸化中毒を防ぐために室内の換気が必要です。

また、ストーブへの給油時は室内に石油のニオイが漂うため、人も犬も具合が悪くならないように換気を行い、犬が石油を舐めないように気をつけてください。

もし石油ストーブの稼働中に気になるニオイを感じたら、使用を中止してストーブに異常がないかを確認しましょう。

愛犬が過ごす空間で暖房を使う際に注意すること

愛犬と過ごす冬の室温、暑過ぎていない? 寒い時季に暖房を使用する際の注意点 いぬのきもち
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愛犬が過ごす空間で暖房器具を使用する場合は、室温が26℃、湿度が60%を超える場所や換気の悪い場所を作らないようにすることが大切です。

そのためには、愛犬が過ごしている場所の低い位置に温度計や湿度計などを設置して、温度と湿度を把握できるようにしておくと室温の管理に役立ちます。

また、寒い時期になって愛犬の飲水量が少なくなっている場合は、フードに水分を加えたりウェットフードを併用するなど、食べる形での水分摂取も心掛けるとよいでしょう。

寒い時季はまだまだ続きます。愛犬の熱中症ややけどに注意してくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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