愛犬の困りごとは、つい感情的な言葉をかけがちですが、そういった言葉が逆に愛犬の興奮をあおり、困りごとを余計に悪化させてしまうことがあります。否定せず、してほしいことを犬が理解しやすいように「ひと言」で伝えると、困りごとが解決し、関係性もアップします。
そこで「伝わる! ひと言しつけ」の方法を、ドッグトレーナーの戸田美由紀先生に教えていただきました。
ソファにのぼらないでほしいときのひと言=「オリテ」
「何度言えばわかるの!?」「コラッ、危ないっ!」といった感情的な声かけは逆効果。
愛犬がソファにのぼろうとしたら、「オリテ」と言って床に降りるよう指示しましょう。繰り返すうちに「ここはのぼれない場所なんだ」と覚えます。ちなみにソファの買い替え予定がある場合は、愛犬にのぼりグセがつかないよう、古いソファでしっかり練習してからがベター。
【プラスの対策】ソファをフェンスで囲っておいても
すでにソファにのぼる習慣がついている犬の場合、飼い主さんが座らないときはソファをフェンスで囲って固定しておいたり、座面をふさぐなど、物理的にのぼれない対策が◎。
いかがでしたか? つい発してしまいがちな「ネガティブワード」を言い換える意識をもって、困りごとに向き合ってみましょう!
お話を伺った先生/日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター、DOG IN TOTAL主宰 戸田美由紀先生
参考/「いぬのきもち」2022年9月号『伝わる! ひと言しつけ』
写真/尾﨑たまき
文/いぬのきもち編集室