【Amazonギフトカードが当たるチャンス!】この記事を読んでアンケートに答えよう
ドッグフードの原材料で、牛や鶏由来に代わる、新たなタンパク源が今注目されていることをご存じですか? 海外ではそれらを取り入れたドッグフードが広まりつつあり、日本でもこの先ブームになるとも予想されています。この新しいタンパク源について、専門家の解説も交え迫っていきます。
注目の新しいタンパク質とは?
欧米では「ノーベルプロテイン」として注目が高まる新タンパク源は、食用昆虫が由来です。「昆虫タンパク」とも言われ、従来の牛肉・豚肉・鶏肉と同様かそれ以上に栄養価が高く、消化吸収率も高いという研究があり、優秀な「動物性タンパク質」として期待されています。すでに海外では昆虫タンパクを使ったドッグフードが普及し始めています。
「昆虫タンパク」は犬の健康にとってどんなメリットがあるのか? アレルギーにも詳しい獣医師(総合診療科)の井上慎也先生に教えていただきました。
※昆虫の写真は出てきませんので、安心して最後までお読みください。
食用に養殖された昆虫から作られたタンパク源です。昆虫にもよりますが、アミノ酸含有量が多く高タンパクなことが特徴です。パウダー状になったものを食品加工するので見た目では従来フードとの違いはないですが、いくつかの試験で、ワンちゃんたちの嗜好性が高いという結果が出ています。
注目すべきは栄養面です。種類によって違いはあるものの、タンパク質(アミノ酸)・脂肪(脂肪酸)・ミネラル・ビタミン・炭水化物(食物繊維)の五大栄養素が豊富に含まれ、栄養面が非常に優れています。コオロギとアメリカミズアブの2種に関しては特に優秀で、コオロギは不飽和脂肪酸が豊富、アメリカミズアブは18種類のアミノ酸がバランスよく含まれています。さらにアメリカミズアブは、コレステロールの低減が期待できるというデータもあります。
Q2.「昆虫タンパクのドッグフード」を、愛犬に取り入れるメリットは?
新しいタンパク源である昆虫が原材料ということは、食物アレルギーや食べムラのあるワンちゃんには、特に期待できるフードが誕生するということです。また、ワンちゃんは食事で摂るタンパク質の2~3割を皮ふ・被毛の栄養に使っているとされています。皮ふ・被毛は犬の体を守る大切な役割を担っています。ですので、高タンパクの「昆虫タンパク」は皮ふ・被毛の健康維持にも役立ちます。おやつやサプリメントとしても期待したいですね。
Q3.どういうコたちにオススメですか? 注意点は?
「昆虫タンパク」のフードは、毛艶&毛量、皮ふの状態が落ちている、栄養価で悩んでいるというワンちゃんには、高タンパク高ミネラルで脂肪酸も豊富なのでオススメです。食事を変えることで改善がみられるケースもあります。すでに食物有害反応(※)の治療で悩んでいる飼い主さんにはオススメしています。これまでにない新しいタンパク質なので、アレルゲンの除去に期待できます。また「昆虫タンパク」とひとくちに言っても、与えられたエサや飼育環境によってその成分には大きな違いが出ます。昆虫がどういった環境下で飼育されているか、製造国の安全基準をクリアしているかなどをチェックして選ぶといいでしょう。
※食物が原因でおこる、身体にとって有害な反応(吐く、おなかをこわす、皮ふのかゆみ・ぱさつきなど)の総称です。免疫反応が伴うものを特に食物アレルギー、免疫反応が伴わないものを食物不耐症といいます。
実際に食用昆虫を原材料とするドッグフードを与えている飼い主さんの話が聞きたい!
食物アレルギーをもつニコラスくん(柴)とアメリカで暮らす後藤さんに話を聞きました。
ニコラスくんには、3才頃からアレルギー対策を兼ねて、ヴィーガンのドッグフードを与えていました。アメリカでは昆虫タンパクのドッグフードの選択肢が増えているため、2022年10月から昆虫タンパクのドッグフードを主食にしたそうです。
「最初から抵抗なく食べてくれました。うんちの状態も非常に良好だったので、現在は主に2種類の昆虫タンパクのフードをミックスしてあげています。与え始めてから半年ほど経ちますが、体調も良好です。また、冬毛が多く(濃く)出てきて、毛艶もあり、調子がいいです。フードは、人の目から見てわかるような昆虫っぽさは感じられませんが、好き嫌いの激しいニコラスも、風味には満足しているようです。栄養豊富で、生産において環境負荷が少ないと知って、愛犬家や環境問題に関心あるかたの支持が増えていることに納得しました。」
日本の犬たちの健康向上のために、新しいドッグフードを届けたい
現在入手できる昆虫タンパクのドッグフードは海外で製造されたものがほとんどですが、じつは日本でも開発の動きが出始めています。プロジェクトメンバーのかたにお話を伺いました。
「日本のワンちゃんたちがおいしく健康に日々食べてくれるフードを開発するために、産学連携して研究を進めています。ワンちゃん用の昆虫タンパクのフードは、今はまだほとんどが海外製造のものですが、国内開発のものができたら、日本の飼い主の方々にも手に取っていただきやすくなると期待しています。世界的な人口増加による食品ロスやタンパク危機という社会的な課題解決にもつながり、持続可能な社会の実現にも寄与できます。栄養豊富でサステナブルなフード誕生のために、みなさまの声をアンケートでお聞かせください。」
【よりよいフード作りのために、みなさまの声をお聞かせください】
↓↓↓