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犬の知能はどれくらい? 犬の『悪知恵』について考える

犬は「おすわり」「まて」などを学習することができる動物ですが、なかには「特定の人の言うことは聞くのに、ほかの人の言うことは聞かない」「人がおやつを持っている時だけ言うことを聞く」などの様子をみせる犬もいます。

もし、人の指示に従うかどうかを犬が瞬時に判断していたとしたら『悪知恵』を働かせているともいえますよね。

「犬の知能と悪知恵」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。

犬は相手をみて状況判断ができる動物

犬の知能はどれくらい? 犬の『悪知恵』について考える いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――犬は相手をみて態度を変えるなど『悪知恵』を使うことがあると聞きました。たとえば、犬には「この人の言うことを聞こう」「この人の言うことを聞かないでおこう」という判断ができるのでしょうか?

岡本先生:
「実際に犬が指示に従うか従わないか、行動に移すかは別として、相手の様子をみて状況を判断できるコがほとんどだと思います。」

おやつを持っているときだけ言うことを聞く犬のキモチとは?

犬の知能はどれくらい? 犬の『悪知恵』について考える いぬのきもち
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――たとえば、いつもは上手なおすわりができないのに、人がおやつを持ってるときだけ「ビシッと」キレイなお座りをする犬がいるようです。このとき犬はどのような判断をしていると考えられますか?

岡本先生:
「そうですね。おやつを前に言うことを聞くという場面では、おやつがもらえたり、自分にメリットがあるなら今は言うとおりにしておこうかなという気持ちからみられる行動だと思います。」

犬の知能は人の3歳未満程度

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――普段懐いていない犬が「今は従っておこう」「今は従わなくていいや」という判断が瞬時にできるとしたら、犬に高い知能や悪知恵があるということですよね。人で考えると犬はどれくらいの知能を持っているのでしょうか?

岡本先生:
「犬の知能は、犬種などによる個体差が大きいですが、一般的に人でいうところの3歳未満程度とされています。」

犬はしっかりと人の言葉や行動、感情を理解していて、その上でどう行動するかを頭を使って判断ができるということを知っていると、愛犬との遊び方やコミュニケーションにも役立ちそうですね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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