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「リードを引っ張る、動物病院を嫌がる」出先での犬の困りごとは犬目線になれば対処法が見えてくる!

リードを引っ張る、動物病院を嫌がる――出先で飼い主さんを悩ませる犬の行動は、犬目線になると解決のヒントが見えてきます。そこで今回は、「出先でありがちな困りごとの原因」を犬目線で分析。上手な対処法について、ドッグトレーナーで獣医師の藤本聖香先生にお話を伺いました。

リードを引っ張る

MIXの七ちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬は、体を押されたり引っ張られたりすると、それとは反対に動こうとする習性があります。リードを短くしすぎていたり、高い位置で持っていたりすると、リードが張って犬の体が後ろに引っ張られるため、犬は反対に前へ進もうとしてリードを引っ張るようになるのです。

対処法:リードが張らない持ち方を

愛犬がリードを引っ張る場合は、肩の力を抜き、リードを持つ手は下ろして歩きましょう。リードが張らないので、自然と愛犬も引っ張らずに歩いてくれるはずです。

動物病院を嫌がる

チワワのチャコくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
動物病院が苦手な愛犬に、「怖くないよ」「痛くないよ」などやたらと声をかけたり、なでたりすると、かえって恐怖や不安をあおる原因に。また、飼い主さんが不安そうにしていると、それを見た愛犬の緊張感も高まってしまいます。

対処法:診察中はドンと構えて騒がない

動物病院では、飼い主さんはふだんと変わらない態度で愛犬をフォローしてあげましょう。受診時は静かに淡々と獣医師の指示に従ってください。看護師に保定などをお願いできる場合は、診察室の外で待つのもよいでしょう。

台車やキャリーケースを嫌がる

トイ・プードルのソルくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

犬目線:台車やキャリーケースって雷みたい!怖い!

台車やキャリーケースなどが道路を通る際の音は、犬には雷鳴のように感じられます。とくに台車と出会ったときは、自分より大きな何かが雷鳴とともに迫ってくる感覚で恐怖を感じる犬が多いようです。

対処法:台車やキャリーケースを見つけたら離れて歩いて

台車やキャリーケースが通る際は、愛犬が怖がらない程度まで離れるか、わき道へそれるようにしましょう。飼い主さんが間に立って台車などを見えにくくするのも効果的です。
愛犬の困りごとは、犬の目線で考えてみるとうまくいかない原因が見えてきます。お世話だけではなく関係性の向上に役立てましょう。
お話を伺った先生/藤本聖香先生(英国APDT認定ペットドッグトレーナー 獣医師)
参考/「いぬのきもち」2023年3月号『うまくいかないのは、飼い主さんのやり方が原因だった!?犬目線でわかった!うちのコがお世話を嫌がるワケ』
文/寺井さとこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※犬の目線や感情をわかりやすく伝えるため、一部擬人化して表現しています。
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