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愛犬が脱走してしまった!知っておきたい「正しい対応とNG対応」

「いぬのきもち」読者アンケートによると、飼い主さんの約3人に1人は愛犬の脱走経験があると回答しています。そこで今回は、しつけインストラクターの戸田美由紀先生に、犬が脱走した場合の対応についてお話を伺いました。

1.愛犬が近くにいた場合、慌てず落ち着いて行動を

柴の茶々ちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
まず知っておきたいことは、犬は自分が脱走状態にあるということに気づいていない場合も多いという点です。
そのため、もし愛犬が脱走しても、飼い主さんはパニックを起こさずに、落ち着いて行動するのが正解。さりげなく近づいて、難なく捕まえられることもあります。

愛犬がまだ近くにいたら、まず名前を呼んで気を引き、オスワリ、マテの指示で愛犬の動きを止めましょう。そしてゆっくり近づき、確保してください。さりげなくおやつを差し出しながら近づくのもいいでしょう。落ち着いた声を出すと、指示を聞き入れやすくなります。

2.愛犬が離れた場所にいた場合、愛犬の気をひきこちらに近づかせる

お散歩中のウニちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬との距離が離れると「早く捕まえなくちゃ」と焦ってしまいますが、まずは落ち着いて、名前や「おやつ」など愛犬が反応しやすい言葉で飼い主さんに注目させましょう。

愛犬の気をひくことができたら、しゃがむなどして背を向け、おやつの袋を振って音を出したり、おもちゃを鳴らしたりして、愛犬を飼い主さんのほうに近づかせましょう。犬は背を向けられると、興味をそそられて近づいてきやすいです。

また、愛犬が離れていたら名前や反応しやすい言葉で気をひいたあとに、愛犬がいるほうとは逆に向かって歩くのもよいでしょう。犬の「逃げるものを追う」習性を利用した方法ですが、交通量が多い道路では、愛犬の動きに注意して行いましょう。

愛犬がこちらを見ずに逃げてしまった場合は?

何度も脱走している犬や、何かのきっかけでパニックを起こして脱走した犬などは、こちらを見ずに逃げてしまうこともあります。
この場合はできる限り追いかけ、逃げた方向を確認しておくと、迷子になったときに探しやすくなるでしょう。

やりがちなNG対応はこれ!

楽しそうなあんずちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
まず、パニックになって騒ぐのはNGです。愛犬が自分の脱走状態に気づいていないのに飼い主さんが大騒ぎすると、驚いて飼い主さんから離れてしまうケースも。
また、追いかけるのもやめましょう。「追われると逃げる」のが犬です。追いかけっこ遊びだと勘違いして楽しくなり、飼い主さんが追えば追うほど遠くへ行ってしまうこともあります。
散歩中の犬の脱走を防ぐためには、犬が身につける首輪やハーネス、リードなどの対策をしておくことや、柵を置くなど家の中の対策も大切です。しっかり見直してみてくださいね。
お話を伺った先生/戸田美由紀先生(日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター)
参考/「いぬのきもち」2022年10月号『捕まえ方から防ぎ方まで 愛犬が脱走! そのときどうする!?』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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