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梅雨どきに起こりがち「皮膚の不調を防ぐ対策」4つ

気温が上昇し、湿度も高くなる梅雨。高温多湿のジメジメした環境は犬の体調にも悪影響を与えやすく、被毛におおわれた皮膚が蒸れて、皮膚疾患を起こしやすくなるのだとか。
梅雨に起こりがちな皮膚の不調への対策について、獣医師の南直秀先生が解説します。

皮膚疾患を起こさせないための対策とは?

ラガーちゃん(柴)
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
梅雨どきの皮膚疾患を起こさせないための対策について、4つにわけてご紹介します。

1. 蒸れないように室温と湿度を管理する

高温多湿だと被毛が蒸れやすく、皮膚にも悪影響が。室温は26℃前後、湿度は50~60%を超えないよう、エアコンや除湿器を利用して温度・湿度を管理しましょう。
空気清浄機を併用すると空気中のホコリや花粉なども吸ってくれるため、皮膚に付着しにくくなります。また、部屋の掃除もこまめに行いましょう。

2. まめにブラッシングをする

体に付着した抜け毛や汚れを取り除いて通気性をよくし、被毛を清潔に保つために、ブラッシングを丁寧に行いましょう。
ブラッシングが好きな犬の場合は、散歩に行けずにストレスがたまっているときに、心を落ち着けるためのマッサージとしても有効です。ブラッシングが嫌いな犬の場合は、部位ごとに時間をあけてブラッシングして。

3. シャンプー後は被毛を完全に乾かす

梅雨どきのシャンプーは、地肌の汚れをしっかり落とすことと、念入りに乾かすことが大切です。自信がなければプロに頼むのもOK。
皮膚を清潔に保ち、細菌を繁殖させないために、毛穴の汚れを落としやすくするシャワーヘッドを使用するのもおすすめ。シャンプー後だけでなく、雨の日の散歩で濡れた足などもしっかり乾かして。

4. 紫外線を浴びすぎないようにする

紫外線は5~8月ごろには強くなるといわれています。人と同様、紫外線の浴びすぎは犬の皮膚にも悪影響が。
日が高い時間帯はとくに強いので、その時間の散歩を避けたり、日中に出かけるなら極力日陰を選んで歩いたりなどの工夫を。窓際は紫外線を浴びやすいので、長時間いさせないように注意しましょう。

梅雨シーズンを乗り切ろう!

まよちゃん(日本スピッツ)
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
上手に対策をして、不調を起こしやすい梅雨シーズンを乗り切りましょう!
お話を伺った先生/南直秀先生(東京動物医療センター副院長)
参考/「いぬのきもち」2018年6月号『ジメジメした季節に起こりやすい体調変化に気をつけて 梅雨の不調から愛犬を守ろう!』
文/都留朱音
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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