1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. 健康・病気
  4. 保険
  5. 『犬の外耳炎』について獣医師に聞いてみました。

犬と暮らす

UP DATE

『犬の外耳炎』について獣医師に聞いてみました。

飼い主さんが知っておきたい犬の健康について獣医師さんに聞いてみました。今回のテーマは、『犬の外耳炎』です。(監修/いぬのきもち獣医師相談室)

愛犬のためのペット保険なら「いぬのきもち健保」。愛犬の病気・ケガを、治療費の最大70%補償。「いぬのきもち」から生まれた、手厚い補償の保険です。

「いぬのきもち健保」の詳細はこちら

『犬の外耳炎』とは?

外耳炎とは耳の入り口から鼓膜までの外耳道に起こる炎症をいいます。原因としてあげられるのは、カビの感染・寄生虫感染などです。寒い時期よりも暖かくなってくる時期に多く発症し、たち耳の犬に比べ、たれ耳の犬は特に注意が必要です。

暖かくなってくる春先には外耳炎を患う犬が増えてきます

Q. 犬の外耳炎の原因を教えてください

A. 主な原因としてあげられるのは、細菌感染やマラセチアというカビ感染、あるいは両方の感染です。耳の中は体のほかの部分に比べて蒸れやすく、細菌やカビが繁殖しやすい環境になっているためです。
 特にたれ耳の犬は耳の中に湿気がこもりやすいため、暖かい時期になってくると外耳炎にかかりやすいといえます。
 そのほか、耳に寄生するミミヒゼンダニという寄生虫感染や、虫や植物の種などの異物が入ってしまうことが原因になることもあります。アレルギーや腫瘍なども原因となります。

Q. 犬が外耳炎になるとどんな状態になりますか?

A. 耳の中に感染や炎症が起こることにより、耳道が赤く腫れる・耳垢の量が増える・臭いが強くなるなどの症状が見られます。
 また、かゆみを伴うため耳を振ったり、後ろ足で掻こうとするなどのしぐさが見られます。ひどい場合は膿が出ることもあります。また、鼓膜に炎症が及んで鼓膜が破れてしまうこともあります。

Q. 犬が外耳炎になった場合、どのような治療が行われますか?

A. まずは専用の洗浄液で耳道の洗浄を行い、耳垢を取り除きます。感染や炎症を抑えるために、抗生剤や消炎剤を含んだ点耳薬を使用します。細菌やカビの感染、炎症がひどい場合は飲み薬を使って症状を抑えていくこともあります。寄生虫が原因の場合は洗浄や点耳薬のほか、駆虫薬を使ってダニを除去します。
 軽度の場合は一週間ほどで落ち着いてきますが重度の場合は治療に数週間かかることもあります。
 最近では抗生剤などの普及により少なくなりましたが、難治性の場合、耳道切開という膿がたまらないようにする手術を行うこともあります。

Q. 犬の外耳炎の予防法を教えてください

A. 耳の中を清潔に保つことが外耳炎の予防になります。耳毛のはえるプードルやシュナウザーなどは耳毛を短くし、耳の通気性をよくすることもおすすめです。
 日ごろから耳に赤みがないか、変な臭いがしないかなどを見ていくことも大切です。
 特に暖かくなってくる春先には外耳炎を患う犬が増えてきます。たれ耳の犬や外耳炎にかかったことのある犬は特に気を付けましょう。
 お手入れ方法としてはイヤークリーナーなどを使って耳垢を浮かせてから、犬が頭を振るのを確認し、そのあと耳道から耳の入り口付近に出てきた耳垢を拭き取るようにするとよいでしょう。

愛犬のためのペット保険なら「いぬのきもち健保」。愛犬の病気・ケガを、治療費の最大70%補償。「いぬのきもち」から生まれた、手厚い補償の保険です。

「いぬのきもち健保」の詳細はこちら

CATEGORY   犬と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る