犬と暮らす
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『犬の外耳炎』について獣医師に聞いてみました。
飼い主さんが知っておきたい犬の健康について獣医師さんに聞いてみました。今回のテーマは、『犬の外耳炎』です。(監修/いぬのきもち獣医師相談室)
『犬の外耳炎』とは?
暖かくなってくる春先には外耳炎を患う犬が増えてきます
Q. 犬の外耳炎の原因を教えてください
特にたれ耳の犬は耳の中に湿気がこもりやすいため、暖かい時期になってくると外耳炎にかかりやすいといえます。
そのほか、耳に寄生するミミヒゼンダニという寄生虫感染や、虫や植物の種などの異物が入ってしまうことが原因になることもあります。アレルギーや腫瘍なども原因となります。
Q. 犬が外耳炎になるとどんな状態になりますか?
また、かゆみを伴うため耳を振ったり、後ろ足で掻こうとするなどのしぐさが見られます。ひどい場合は膿が出ることもあります。また、鼓膜に炎症が及んで鼓膜が破れてしまうこともあります。
Q. 犬が外耳炎になった場合、どのような治療が行われますか?
軽度の場合は一週間ほどで落ち着いてきますが重度の場合は治療に数週間かかることもあります。
最近では抗生剤などの普及により少なくなりましたが、難治性の場合、耳道切開という膿がたまらないようにする手術を行うこともあります。
Q. 犬の外耳炎の予防法を教えてください
日ごろから耳に赤みがないか、変な臭いがしないかなどを見ていくことも大切です。
特に暖かくなってくる春先には外耳炎を患う犬が増えてきます。たれ耳の犬や外耳炎にかかったことのある犬は特に気を付けましょう。
お手入れ方法としてはイヤークリーナーなどを使って耳垢を浮かせてから、犬が頭を振るのを確認し、そのあと耳道から耳の入り口付近に出てきた耳垢を拭き取るようにするとよいでしょう。
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