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愛犬と夏を乗りきる!「犬を涼しくさせる」正しい熱中症対策とは

暑さに弱い犬には熱中症・夏バテ対策が必須です。しかし、ふだんよかれと思って愛犬にしていることが、熱中症や夏バテの原因になることも。
愛犬をなるべく涼しくさせる「正しい熱中症・夏バテ対処法」を、獣医師の原修一先生に解説してもらいます。

おうち・留守番環境での正しい熱中症対策

ビーグルのはなちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
エアコンをつけているからといって、愛犬が熱中症になる危険はゼロではありません。ここでは、おうち・留守番環境での"お世話のタブー"と正しい熱中症対策をご紹介します。

ハウスは窓から離れた風通しのいい場所に移動する

窓を開けたとき風が通って涼しいと思い、窓際にハウスを置くのは危険です。窓際は、部屋のなかでもかなり暑くなる場所であるため、熱中症のリスクを高めてしまいます。

ハウスは直接日が当たらない、エアコンや扇風機などの風が適度に当たる場所に移動させれば湿気が貯まりにくいのでベストです。

ちなみに、エアコンの風が常にハウスに当たるのもNGです。愛犬の体が冷えすぎないようにエアコンの風向きは固定にならない設定にしましょう。

飲み水は2か所以上に置いておく

飲み水は必ず部屋の中に2か所以上置いておくようにしましょう。もし飼い主さんの留守中や気がつかないうちに水を飲み干したり、こぼしたりしてしまったりしたら、のどが渇いても水を飲めず、熱中症の原因になります。

水は吊り下げ式の給水器だけではなく水飲みボウルでも用意して、のどが渇いたときにたくさん水を飲めるようにしてあげましょう。

また、水は常温でOKです。冷たい水ばかり飲んでいるとかえっておなかを壊して夏バテを引き起こす原因になるため、少量にしてください。

散歩・外出中での正しい熱中症対策

コーイケルホンディエの stellaちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
散歩・外出中も、愛犬が熱中症にならないように気をつかう必要があります。ここでは、散歩・外出中にまつわる"お世話のタブー"と正しい熱中症対策をご紹介します。

雨上がりの湿度が高いときは散歩に行かない

雨上がりは涼しいイメージがあるかもしれませんが、湿度が高くなっていることがあります。

犬は湿度が高いとその分熱中症になりやすい動物です。雨上がりに外に出てみて湿度が高いなら、日が落ちた時間帯でも散歩に行くのはやめておきましょう。

夏場のドッグランの利用は控える

午前中の比較的涼しい時間帯であっても、夏場にドッグランに行くのはじつはNGです。犬は自分で自分の行動をセーブできないため、いつの間にか体温が異常に上がってしまうおそれがあります。

なるべく夏場のドッグラン利用は避け、どうしても運動をさせたいなら早朝散歩に行くようにしましょう。

持病がある場合やシニア犬は散歩量を減らす

愛犬に持病がある場合や、シニア犬である場合は、日々の散歩が負荷となり不調の引き金になることがあります。
夏に毎日散歩をしてしまうと負荷が体に蓄積されてしまうので、散歩量を減らしましょう。
何気にしているお世話が、じつは熱中症の原因になることもあります。正しい熱中症対策を知って、少しでも愛犬が涼しく快適に過ごせるようにしてあげましょう。
お話を伺った先生/原修一先生(上野原どうぶつ病院院長)
参考/「いぬのきもち」2020年8月号『熱中症や夏バテにつながるタブー27』
文/mona
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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